WiMAX+5Gの全て|使って分かったデメリット・メリットを解説!

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エアワイファイマガジンをご覧いただきありがとうございます。

もしかしてWiMAXの契約を検討していますか?

WiMAXは2021年4月から「WiMAX+5G」がスタート2022年2月1日からはWiMAX+5Gの「3日間制限が撤廃」されたため、事実上「パケット無制限のような感覚で利用できるサービス」に生まれ変わりました。

また、2023年6月からは5G SAに対応した最新端末が発売され、最高速度が4.2Gbpsまで引き上げられたのです。

このように、WiMAX +5Gは、持ち運びできるモバイルルーターにおいて実質無制限で利用できるという大きなアドバンテージをもっているため、モバイルルーターとしてはもっともおすすめできると言えるでしょう。


恐らくはポケット型WiFi業界で抜群の知名度と人気、契約数となっているWiMAXですが、メリット、デメリットなどがまだまだわかりにくいのも事実です。

特にWiMAXに関しては本家UQコミュニケーションズが提供する「UQ WiMAX」以外にも「〇〇 WiMAX」という名称で多くの事業者が販売しており、大抵の場合は「目に付くメリット」しか販売ページには載せていません。

本記事ではポケット型WiFi選びの専門家が執筆監修の元、実際にWiMAX+5Gを使用している筆者がWiMAX+5Gを契約する前に確認すべきデメリットや、選ぶときにポイントとなるメリットについても詳しく解説して行きます。

Kawamura top R河村

WiMAX +5Gって何?
と思う人皆さんにぜひ最後まで読んでいただきたいです。

この記事の執筆・監修者
Kawamura top R

河村亮介(カワムラリョウスケ)

回線系記事監修者/WEBライター

大手公式サイトでの記事執筆経験他、回線系記事の執筆監修を手がける。利用者のニーズに沿ったサービス提案が得意。通信費用の削減・節約を進めたい。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。キーボードマニア。

目次(見たいところをタップ)

AiR-WiFi Magazineは株式会社FREEDiVEが提供している通信サービス( AiR-WiFi,MUGEN WiFi,5G CONNECT,CLOUD AIR-PAD)を広告(PR)として紹介している箇所がございますので、あらかじめご了承ください。この注意喚起情報は2023年10月1日施行の改正景品表示法第5条第3号の規定に準じています。

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WiMAX +5Gとは?WiMAX 2+との違いも比較

WiMAX +5Gとは2021年4月8日からUQコミュニケーションズ株式会社が新たに提供を開始したWiMAX 2+の後継サービスです。

WiMAX 2+とWiMAX +5Gの違いとは>>

最大の特徴としては「au5G回線」が標準で利用できるようになったこと以上に「au 4G LTE回線」が標準で利用可能となったため、屋内での繋がりやすさが劇的に改善しました。

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WiMAX+5Gでは「WiMAXだから屋内で繋がらない」なんてことは無くなりました。

2023年現在ではUQ WiMAX以外のWiMAXプロバイダーでもWiMAX+5Gが主力サービスとなり、旧サービスであるWiMAX2+の新規受付は一部サービスを除き終了しました。

ここではまず、WiMAX2+との違いを踏まえて、WiMAX+5Gの特徴について説明していきます。

WiMAX+5Gの特徴
  1. UQモバイル/auとのセット割が適用になった
  2. 3日で15GB超過でかかる通信速度制限廃止で低速化なし
  3. 下り最高速度が2.7Gbps(ベストエフォート)と光回線並みに進化
  4. au回線メインに変更で通信エリアが拡大
  5. プラスエリアモード制限でもスタンダードモード制限なし

UQモバイル「自宅セット割」au「auスマートバリュー」のセット割に対応

WiMAX +5Gは2021年12月から「セット割」の対象となりました。

旧サービス「WiMAX2+」はセット割対象外となっています。

お使いのスマートフォンがUQモバイルもしくはauの場合、それぞれ下記料金がお使いの携帯電話料金から割引になるメリットがあるのです。

auスマートフォンを利用している方

auスマートバリュー適用
▲1,100円(税込)※最大
auスマホから割引

WiMAX +5Gのプラスエリアモード利用料金が無料(通常1,100円(税込))
WiMAX +5Gのプラスエリアモードパケット上限が30GBへ増量(通常15GB)

UQモバイルスマートフォンを利用している方

自宅セット割インターネットコース適用
▲1,100円(税込)※最大
UQmobileスマホから割引

WiMAX +5Gのプラスエリアモード利用料金が無料(通常1,100円(税込))
WiMAX +5Gのプラスエリアモードパケット上限が30GBへ増量*(通常15GB)

※新端末(L13/X12)が利用できる新プランでは、あらかじめプラスエリアモードの上限が30GBとなっています。

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UQモバイル「トクトクプラン」と組み合わせればキャリアパケット無制限プランよりも安価に利用することができます。

3日で15GB超過でかかる通信速度制限廃止で低速化なし

まずWiMAX+5Gの最新トピックスとして、2022年2月1日に発表された「3日間制限の廃止」が挙げられます。

より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

<お知らせ>
これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件などを2022年2月1日より変更いたしました。

出典:UQWiMAX公式サイト

それまで最大のデメリットだった「直近3日間の合計通信量が15GBを超過すると翌日の18時から26時まで最大1Mbpsの速度制限がかかる」という要件が廃止されたため、実質的に「パケット無制限のような感覚で利用できるサービス」へと生まれ変わりました。

WiMAX+5Gはどれくらい使うと通信速度制限がかかるの?

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3日間制限が撤廃されたため、実際にどれくらい利用すると速度制限がかかるか実証実験を行いました。

3日間のパケット通信量超過による速度制限要件が撤廃されたからといって、どのくらいが「一定期間内に大量のデータ通信」なのか明確な基準はありません。

そこで、2022年2月7日から13日までの7日間で1日あたり約10GBの通信を行ってみました。

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タップして拡大できます↑

2月1日から7日までの合計パケット通信量が約3GBだったため、計測期間内の7日間で合計約70GBを利用、1日あたり10GB程度使用していることがわかります。

同時に通信速度も10分おき24時間×7日間計測していましたが、混雑時間帯の通信速度低下はありませんでした。

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一般的な使い方であれば速度制限の対象になることはまずないでしょう。

WiMAX+5Gの上り/下りの実測通信速度はどれくらい?

上記調査で判明したWiMAX+5Gの下り/上りの実測回線速度中央値はこのようになりました。

WiMAX+5Gの通信速度実測値
  • 下り通信速度:約60Mbps
  • 上り通信速度:約11Mbps

※Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)を使用

※新潟市中央区で測定。通信速度は利用時間や地域、回線の混雑状況によって常に変化するためあくまでも参考値としてご了承願います。

下り最高速度が4.2Gbps(ベストエフォート)

WiMAX+5GはWiMAX2+と比較して通信速度が大幅に改善しました。

下り最高速度はなんとギガ超えの4.2Gbps(ベストエフォート)です。

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端末下り最大速度上り最大速度
X123.9Gbps183Mbps
X112.7Gbps183Mbps
SCR012.2Gbps183Mbps
L134.2Gbps286Mbps
L122.7Gbps183Mbps
L112.7Gbps183Mbps
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新端末は5G SAに対応したことで、最大通信速度上限が大幅に向上しました。

WiMAX+5G対応端末

■モバイルルーター(屋外へ持ち運び可能)

  • Speed Wi-Fi 5G X12(最新端末)
  • Speed Wi-Fi 5G X11
  • Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01

ホームルーター(屋内で多数接続可能)

  • Speed Wi-Fi HOME 5G L13(最新端末)
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L12
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L11

au回線メインに変更で通信エリアが拡大|5Gエリアは今後拡大予定

WiMAX+5Gでは、WiMAX2+のメイン回線だった「WiMAX2+回線(Band41)」に加えて、標準でau 5G/au 4G LTE回線を利用できるようになりました。

WiMAX+5Gが利用する周波数帯域
  • au 5G回線(n78)|超高速通信が可能。建物の中ではつながりにくい。エリアがまだ狭い。
  • au 4G LTE回線(Band1/3)|高速通信が可能。建物の中でもよくつながる。人口カバー率99%以上。
  • WiMAX2+回線(Band41)|超高速通信が可能。建物の中ではつながりにくい。au4GLTE回線よりはカバーエリアは狭い。

WiMAX2+回線は高速通信が可能な一方で建物や地下鉄では電波が届きにくいというデメリットが存在し、これが理由で「WiMAXは繋がらない」と言われるようになりました。

WiMAX+5Gが屋内でも繋がりやすい理由とは >>

一方、WiMAX+5Gでは繋がりにくい「WiMAX2+回線」ではなく「auメイン回線の一つであるBand1/3」が標準で利用できるようになったため屋内での繋がりやすさが格段に向上しています。

もちろん、人口カバー率は99%以上です。

また、au 5G SAエリア内であればギガ超えの超高速通信も可能。

まだまだau 5G SAエリアは狭く、利用できるのは東京や大阪、福岡などの大都市に集中しており地方への拡大が期待されています。

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WiMAX5Gのエリアマップは下記からご覧いただけます。
恐らくはエリア外ということは人口密集地で利用する場合はほぼ無いでしょう。

プラスエリアモード制限でもスタンダードモード制限なし

WiMAX+5Gでは「プラスエリアモードオプション(UQ WiMAXの場合1,100円(税込)/月)」を利用することでau 4G LTE回線の中でもさらに屋内でつながりやすい「プラチナバンド」を利用することができます。

プラスエリアモードについての詳細 >>

プラスエリアモードで利用できる周波数帯域

au 4G LTE回線(Band18/26)|建物の中でも非常によくつながる。人口カバー率99%以上。

モード名称の違い

WiMAX+5GWiMAX2+
通常モードスタンダードモードハイスピードモード
auプラチナバンド利用モードプラスエリアモードハイスピードプラスエリアモード

旧サービスのWiMAX2+でも「ハイスピードプラスエリアモード」で同様にプラチナバンドを利用することが可能でしたが、「ハイスピードプラスエリアモード」で月間7GB以上利用すると通常モード(ハイスピードモード)も月末まで超低速(128kbps)に制限されてしまうのです。

WiMAX+5Gでは「プラチナバンドが利用できるプラスエリアモード」を月間15GB以上利用しても、通常モードであるスタンダードは制限されない仕様に変更されました。

よって、WiMAXで「プラチナバンドが利用できるモード」をたくさん利用してしまっても、通信速度制限になることは無くなったのです。

意外と見落としがちなWiMAX+5Gの2つのデメリット

今後、WiMAX2+が順次WiMAX+5Gへ切り替わっていくということがお分かりいただけたところで、まず確認しておきたいのがWiMAX+5Gのデメリットです。

一つでも該当した場合、納得ができないのであれば他サービスも検討した方が良いでしょう。

WiMAX+5Gのデメリット
  1. 理論値速度と実測値が大きく乖離していることが多い
  2. 料金形態が複雑でどこで契約したらいいかわからない
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毎日使うものですので、我慢できる程度は人それです。
よく確認してから契約を検討してください!

理論値速度と実測値が大きく乖離していることが多い

こちらの表をご覧ください。

サービス名理論値実測値
WiMAX+5G
(au4GLTE回線接続時)
参考:UQWiMAX
下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
下り:
69.55Mbps
上り:12.86Mbps
ポケット型WiFi
(ソフトバンク回線)
参考:ギアWiFi
下り:187.5Mbps
上り:37.5Mbps
下り:23.32Mbps
上り:7.69Mbps
クラウドSIM型ポケット型WiFi
参考:大容量WiFi
下り:150Mbps
上り:50Mbps
下り:26.7Mbps
上り:11.6Mbps

このようにWiMAX+5Gだけでなく、ポケット型WiFiサービス全般に渡り理論値速度と実測値は大きく乖離しているケースがほとんどです。

回線スピードは使用環境や時間帯、ユーザー数の多さによって大きく変化するため、理論上の数値を表記する「ベストエフォート方式」が採用されています。

広告では「光回線超えの通信速度を実現!」などど書いてあるケースも見られますが、決して全部が全部その通りの数値にはならないということは覚えておいた方がいいでしょう。

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実際のところ、4K動画を見たり大容量のファイルをアップ/ダウンロードしたりしない限りは下り上り共に10Mbps程度の速度が出ていればストレスに感じることは少ないと思います。

icon man01みんなの声

WiMAXって端末によって速度が変わるんでしょ?やっぱり新しいのがいいの?

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5G対応WiMAX端末は機種によって理論値こそ異なりますが5Gが普及していない2022年時点では実測値に大きな差はありません。
端末毎の実測データについては「WiMAX端末比較記事」をご覧ください。

料金形態が複雑でどこで契約したらいいかわからない

1番のデメリットは提供する事業者側にあるかもしれません。

WiMAXは前述の通り本家大元はUQコミュニケーションズが提供するUQ WiMAXですが、このサービスを他事業者が仕入れて〇〇WiMAXとして販売しているケースが非常に多く存在します。

回線品質はすべて変わりありませんが、各事業者共に契約を獲得するために値引き合戦が凄まじく、常に何かしらのキャンペーンだったり価格改定を行うことで「最安値を更新」していっているような状況です。

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実は私の仕事で最も大変なのがこうした価格変化を常に追っていくことだったりします。

仕入れ原価は恐らくはどこも同じはずですので、見かけ上の最安値となっているケースが非常に多くあって選びにくいという惨事…(中途解約時の解約金が高い、契約期間内の解約では端末費用が請求される、契約からしばらくは月額費用が安価だが使っていくうちに料金が上がるなどなど…)

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エアワイファイマガジンではそうした料金プランを詳しく分析して、ニーズごとのおすすめサービスを紹介しています。

契約前に知っておきたいWiMAX+5Gの6つのメリット

デメリットについて確認したところで、WiMAX+5Gのメリットについても知っておきましょう。

特にWiMAX2+から大きく改善された部分も多いため、それも踏まえて説明していきますね。

WiMAX+5Gのメリット
  1. 工事不要で届いたらすぐにインターネットができる
  2. 持ち運び可能で外出先でも使える
  3. LTEオプションなしでも屋内でばっちりつながる
  4. 通信速度が他のポケット型WiFiと比較して速い
  5. パケット上限なしのような感覚で使える
  6. LTEオプション利用後も月末までの低速化なし

工事不要で届いたらすぐにインターネットができる

工事不要でインターネットがすぐできるというのはWiMAXのみならず、持ち運びができるモバイルWiFiルーター=ポケット型WiFi全てに共通して言えるメリットでしょう。

固定回線は開通までに工事が必要となっており、実際の工事には立ち合いが必須となるケースが多いため工事事業者とのスケジュール調整も大変!予定が合わなかったり回線工事が混雑している場合には工事まで1ヶ月以上かかるケースもあると伺っています。

また、単身者世帯では引っ越すたびに解約しなければならず、契約期間満了後の解約でない場合には解約金の請求があるケースも多く、さらには回線撤去費用が必要な場合も…。

加えて、集合住宅ではそもそも回線設備が古いことで、本来の光回線の通信速度を発揮できないような配線(LAN配線やVDSL配線)となっているケースでは回線を引く意味すら疑問です。

WiMAX+5Gは通信速度や応徳速度では光回線には及びませんが、回線工事が不要で届いたらすぐに使える、しかも引っ越しの際でも解約手続きが不要というのはとても大きな魅力の一つと言えます。

持ち運び可能で外出先でも使える

固定回線の場合はもちろん持ち運びすることができませんので、快適にインターネットができるのは回線契約をした建物の中だけです。

また最近「ドコモhome5G」プランを筆頭に固定回線の代わりに使えると話題の「ホームルーター=置くだけWiFi」も物理的には持ち運べますがGPSやIPアドレスで契約住所でしか使用できないように管理されているため、持ち運びはできない仕様となっています。

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私が実際に行ったアンケートではホームルーター=home5Gと捉えている人があまりに多くびっくりしました。

(ただし、WiMAXについてはたとえホームルーター端末であっても規約上は持ち運んで利用することは可能。ドコモhome5G、ソフトバンクエアー、auホームルータープランは持ち運び不可)

一方でWiMAX+5Gであれば持ち運び可能となっているため、いつでもどこでもパケット上限を気にすることなく外出先でもインターネットを用いて動画を見たりビジネスで使用することができます。

ビジネスで利用できる法人向けモバイルルーターについて >>

LTEオプションなしでも屋内でばっちりつながる

WiMAX 2+は遮蔽物に弱い電波を使用していたため、電波特性上でも物理的に屋内では速度が低下する、遅い、もしくは繋がらないというケースが多くありました。

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これがWiMAXが「遅い・繋がらない」という口コミ評判が多い理由です。

WiMAX+5Gでは標準でauのメイン回線を利用できるため、このオプションを使用せずに屋内でも高速通信が可能です。

よって、地下鉄や高層ビルの近く、建物のある程度奥まった場所でも快適に通信ができるように進化したというのがWiMAX2+からの最大の進化点と言えるでしょう。

スクロールできます
WiMAX+5GWiMAX2+

ハイスピードモード
対応周波数
上限なし
WiMAX2+:Band41
au LTE:Band1/3
au 5G:N78
上限なし
WiMAX2+:Band41のみ
ハイスピードプラス
エリアモード
月間データ容量
15GB
上記に加えて
au LTE:Band18/26
7GB
上記に加えて
au LTE:Band18/26
プラスエリアモード/
ハイスピード
プラスエリアモード
月間データ容量超過時に
速度制限がかかるモード
プラスエリアモードのみ
スタンダードモードでは
制限なし
ハイスピードモード
ハイスピードプラスエリアモード

プラスエリアモードとスタンダートモードの違いとは >>

ただし、状況によっては遅くなる場合もあります。

多くは環境要因で解決できる可能性が高くなっているため、WiMAXが遅いと感じた際はこちらの方法もお試しください。

LTEオプション利用後も月末までの低速化なし

前述のように、WiMAX2+回線では屋内ではつながりにくい電波を使用しているためどうやっても建物の中では速度が出にくいというデメリットがあります。

これを解消するためにauの屋内でもつながりやすいプラチナバンドと呼ばれる電波を使用できるオプション(ハイスピードプラスエリアモード|UQ WiMAXの場合月額1,105円(税込))が利用できましたが、月間7GB以上使用すると通常モードも月末まで超低速(128kbps)となるためパケット上限無しがウリの WiMAXのメリットを帳消しにしてしまっていました。

WiMAX+5Gでもこのオプションは変わらずに使用できますが、LTEオプションの月間利用上限が15GBに改善し、なおかつ月間15GBを超過した場合でも通常モードの通信は速度制限の対象にはなりません。

よって、ハイスピードエリアプラスモードを使い切った場合でもスタンダードモードで引き続き高速通信が可能です。

通信速度が他のポケット型WiFiと比較して速い

WiMAX+5Gは従来のWiMAX2+や現在主流となっているソフトバンク回線を使用したポケット型WiFi、クラウドSIM型ポケット型WiFiと比較しても通信速度が速いのが特徴です。

サービス名理論値実測値
WiMAX+5G
(au4GLTE回線接続時)
参考:UQWiMAX
下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
下り:
69.55Mbps
上り:12.86Mbps
ポケット型WiFi
(ソフトバンク回線)
参考:ギアWiFi
下り:187.5Mbps
上り:37.5Mbps
下り:23.32Mbps
上り:7.69Mbps
クラウドSIM型ポケット型WiFi
参考:大容量WiFi
下り:150Mbps
上り:50Mbps
下り:26.7Mbps
上り:11.6Mbps

上記はWiMAX+5Gを非5Gエリアで計測した際の数値です。5Gエリアであればさらに高速通信が期待できます。

パケット上限なしのような感覚で使える

ここが最大のメリットです。

WiMAX+5Gは2022年2月1日から「直近3日間で15GB以上使用した際の通信速度制限」要件を撤廃しました。

よって、「事実上パケット無制限のような感覚で利用できるサービスに生まれ変わった」と言っても過言ではありません。

より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

<お知らせ>
これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件などを2022年2月1日より変更いたしました。

https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/note/5g_speedlimit_15/

まとめ

以上、WiMAXのデメリットについて、メリットも踏まえて解説してきました。

以前、WiMAXを契約する上で1番の障壁は「3日間で15GB以上利用すると夜間に速度制限がかかる」ということでした。

この要件が「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります」という文言に変更されたため、直近3日間のパケット通信量を気にする必要がなくなったのは素晴らしい進化と言えるでしょう。

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「持ち運びができる」という意味ではドコモhome5Gプランを凌駕するサービスになったと言えます!

WiMAX+5Gはモバイルルーターの契約を検討する上での第一選択となると考えています。

是非ご検討ください!

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この記事を書いた人

河村亮介のアバター 河村亮介 GreenEchoe Studio代表

キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通し大手公式メディアへの寄稿など幅広いメディアでの執筆監修を手掛ける。キーボードマニア。GreenEchoesStudio代表。
(著者プロフィールは下記リンクからご覧いただけます)

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