業務用タブレットの建築現場での使用感について｜株式会社CONOCへのインタビュー

現代においては、業務のデジタル化がどの業界でも進んできており、電子デバイスを使って業務効率化を図ろうとする業種が多数存在しています。

建築現場もその一つであり、株式会社FREEDiVEが提供する通信機能付き業務用タブレット端末「CLOUD AiR-PAD」も業務効率化の一助となっているのです。

今回は、建設関係の業務を一括して行えるプラットフォーム「CONOC」を提供している株式会社CONOCに対して、弊社が提供している業務用タブレット端末の使用感や活用方法についてインタビューした内容についてお伝えしていきます。

建築業界で業務効率化を考えている企業様に関しては、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

インタビュイーには、株式会社CONOC Con-tech事業部 営業マネージャーである吉田憲生様をお迎えしました。

インタビュワーはAiR-WiFi Magazine運営責任者である山本が担当、記事の構成編集執筆は、GreenEchoes Studioの河村が担当します。

それでは早速インタビューの内容を見ていきましょう。

株式会社CONOCについて

会社名	株式会社CONOC
設立	2010年3月（創業2004年1月）
資本金	200,634,000 円 （資本準備金 110,634,000 円含）
代表取締役	山口　一
従業員数	23名（2022年8月現在）
本社所在地	〒150-0002　 東京都渋谷区渋谷1-1-3　アミーホール504
サテライトオフィス	多摩：東京都多摩市山王下1-12-12 福満ビル2F

株式会社CONOCは、東京都渋谷にオフィスを構える建設業に特化した業務支援を中心に事業を展開する企業です。

建設業に特化したクラウド型業務管理システム「CONOC」の導入を通して、業務管理・見積もり/請求書の作成・顧客管理・原価管理・現場管理・工程表の作成などが実現可能となっています。

また、工事関連の書類や写真の管理に特化したクラウドストレージサービスや、集客専用のWebサイトの提供なども手掛けている、建設業界のデジタル化を進めている企業です。

企業サイト：https://conoc-dx.co.jp/company/

建設現場での業務用タブレットの活用方法について

ここまでで説明してきたように、今回インタビューを依頼した株式会社CONOCは、建設業界のDX化を第一線で進めている企業です。

今回のインタビューでは、業務用タブレット端末の建設現場での活用方法を中心にお話を伺いました。

1.工事現場の写真を撮影する

建築現場には、さまざまな企業のスタッフがいて、工事工程を分業する形で作業が進んでいます。

CONOCが提供しているクラウドプラットフォームは、クラウド上に存在するため、Webブラウザを用いてすべての作業を行うことが出来るのです。

工事現場の写真を管理するのも同様にクラウドプラットフォーム上で可能。

それまでは、職人さんなど、現場で働くスタッフが、スマホなどのカメラで撮影したものを会社に持ち帰ってパソコンに接続してデータを転送して社内の共有フォルダにアップするという手間があったようです。

やはり、現場で働いた後に会社へ戻って事務作業となると、遅くまで残業をすることも建設業界では珍しくないとのこと。

その点において、CLOUD AiR-PADを用いたことで、それらの事務作業が現場で完結できるようになったのは非常に業務効率化につながったと言えるでしょう。

2.工程表の確認・修正

従来のやり方では、恐らくは紙にプリントアウトした工程表を提示し、説明することが多かったように思います。

しかし、タブレット端末を利用すれば、クラウド上に保存されてあるすべての工程表をその場で確認することができるため、印刷する手間がありません。

加えて、修正に関してもその場で完了するため、いちいちパソコンを起動して…という手間が省けるのは大きなポイントと言えるでしょう。

3.見積書の作成・修正

工程表と同じく、従来のやり方では、見積書に関してもエクセルで作成してプリントアウトしたものを用いて打ち合わせを行い、修正内容をメモして再度エクセルを開いて修正…という流れで業務を行っている事業者が多いのではないでしょうか。

そういった部分についても、タブレット端末を用いることでその場で完結します。

タブレット上に表示した見積書を元に説明を行い、修正点があればその場で修正、確認ができるのは、発注者側だけでなく、受注者側の時間節約にもつながり、結果として現場全体の工期短縮にもつながるでしょう。

CLOUD AiR-PADの改善点について

→貴重なご意見ありがとうございます。社内で検討させていただきます。（山本）

どういった課題を抱える建築関係者にCLOUD AiR-PADをおすすめしたいか

ただし、DX化を進めていく上では、CLOUD AiR-PADのような「物理的なハードウェア面」に加えて、「情報を管理するためのソフトウェア面」の両方を考慮する必要があるでしょう。

そういった面においては、すべてクラウド上で業務が遂行できるクラウド型業務管理システム「CONOC」は、企業のDX化において非常に有効な手段だと感じました。

業務用タブレットは建築業界のDX化を進めたい企業におすすめ

以上、株式会社CONOCへのインタビュー内容についてお伝えしてきました。

大阪万博の工事遅延に代表されるように、現在建築業界では人材不足が深刻化しており、早急な対策が求められています。

2024年4月1日からは、建設業においても時間外労働上の上限が罰則付きで法律に規定される（月45時間/年間360時間 *）ため、この流れはますます深刻化することでしょう。

※参考：厚生労働省資料

一般社団法人建設技能人材機構によると、建設業での人材不足の理由と対策として、下記を挙げています。

人口減少による労働人口の減少は、建設業だけでなく、日本全体の課題となっており、どの分野においても業務のDX化が求められています。

そういった中でハードルになってくるのが、「どのようにDXを推進していけば良いか」という指針の設定でしょう。

やはり、建築業界のDX推進については非常に高い関心があるようで、2023年7月19日（水）〜20日（木）に東京ビッグサイトにて開催されたリフォーム産業新聞社主催の「リフォーム産業フェア 2023」にCONOCが出展した際には、非常に多くの方がブースに訪れた様子でした。

株式会社CONOCが提供するプラットフォームであれば、さまざまな事業者での導入実績があるため、貴社のDX化推進についてもスムーズに実行できる可能性を秘めています。

ぜひ本記事を貴社の業務改善の参考にしていただければ幸いです。

謝辞：株式会社CONOC吉田様、この度は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

株式会社CONOC：https://conoc-dx.co.jp/company/

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