Speed Wi-Fi HOME 5G L13のスペックを比較!L12やL11よりもおすすめできる?
2023年6月1日から、WiMAX +5G対応ホームルーターの新端末、Speed Wi-Fi HOME 5G L13が発売開始となりました。
理論値通信速度が従来から大幅にアップし、旧機種比較で1.6倍速いなど、注目すべき点も多くあります。
その一方で、本体価格が上がってしまったことや、以前の料金プランよりも高額な新しい料金プランを選択する必要があるなど、マイナスポイントがあるのも事実です。
本記事では、それらについて解説し、本当にSpeed Wi-Fi HOME 5G L13がおすすめできるかどうかを解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
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サービス名 | プラン名 | 月間データ上限 | 月額料金 | サポート | 支払い方法 | 契約期間 | 端末代金 | 海外利用 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AiR-WiFi | らくらくプラン | 100GB | 3,828円 →最大20%オフ | 電話 メール ヘルプセンター | 請求書払い クレジットカード 口座振替 | 1年間/なし | なし (無料レンタル) | ○ |
AiR-WiFi | おてがるプラン | 20GB | 2,948円 →最大20%オフ | 電話 メール ヘルプセンター | 請求書払い クレジットカード 口座振替 | 1年間/なし | なし (無料レンタル) | ○ |
AiR-WiFi | おてがるプラン | 50GB | 3,278円 →最大20%オフ | 電話 メール ヘルプセンター | 請求書払い クレジットカード 口座振替 | 1年間/なし | なし (無料レンタル) | ○ |
AiR-WiFi | 5Gホームルータープラン | 実質無制限 | 5,280円 →最大20%オフ | 電話 メール ヘルプセンター | 請求書払い クレジットカード 口座振替 | 1年間/なし | なし(無料レンタル) | × |
結論:安さを求める方は旧端末があるうちに申し込み推奨
L13に関しては、5G SAに対応しているため、通信速度を求める方に非常におすすめできる機種といえます。
ただし、速度(5G SA対応)と引き換えに、端末料金が値上げされることは知っておくべきでしょう。
加えて、WiMAXプロバイダーによっては、月額料金も値上げとなっているところもあります。
旧端末と新端末の価格差は、5,940円(税込)です。
36回払いの際は、自己負担額が770円(税込)となり、旧端末と比較すると1か月あたり165円(税込)の値上げとなります。
2023年7月時点で「旧端末プラン」を提供している代表的なWiMAXプロバイダー
Speed Wi-Fi HOME 5G L13のスペックと特徴
まずは、Speed Wi-Fi HOME 5G L13のスペックと特徴を見ていきましょう。
製品名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
メーカー名 | ZTE Corporation |
発売日 | 2023/6/1 |
サイズ | 約W100×H207×D100㎜ |
重量 | 約635g |
電源 | AC100-240V 50/60Hz |
最大消費電力 | 18W |
SIM | au Nano IC Card 05 U |
SIMロック | SIMロックなし |
対応OS※1 | Windows® 11/10 macOS v10.11以降 |
通信規格 | 5G(sub6/NR化) 4G LTE WiMAX 2+ |
対応周波数 | 周波数一覧(KB)をご確認ください |
最大通信速度 | |
受信最大/送信最大(Mbps)※2 | 4.2Gbps/286Mbps |
Wi-Fi規格 | 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax |
5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax | |
インターフェイス | 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX x 1ポート |
1000BASE-T/100BASE-TX x 1ポート | |
最大接続可能数 | |
Wi-Fi:32台 | |
有線LAN:2台 | |
かんたん接続 | WPS, QRコード, NFC |
Wi-Fi設定お引越し | ○ |
同梱品 | ACアダプタ はじめてガイド ご利用にあたっての注意事項(保証書) Ethernet ケーブル(試供品) |
カラー | ホワイト |
5G SAに対応・理論値速度で4.2Gbpsの超高速通信が可能
Speed Wi-Fi HOME 5G L13は、4G→5Gへ転用後の5GNRに対応しているだけでなく、au 5G SA(sub6である3.7/4.0MHz帯域)に対応しているため、WiMAX +5G対応ホームルーター史上最速の、理論値速度4.2Gbpsという驚異的にな通信速度を誇ります。
コア設備や基地局なども含めて5G専用の技術と設備で構成した5Gサービスです。5G SAにより、5Gの高速・大容量の通信に加え、将来的にネットワークスライシング(注1)などの機能を活用した新たなサービスを利用できるようになります。
引用元:au
※下り4.2Gbpsはあくまでも理論値最大速度です。利用時間帯や場所、混雑状況によっては、光回線の実測通信速度tよりも遅い可能性があります。
※無線通信の規格上の最大通信速度は約2.4GHz、有線通信の最大通信速度は2.5GHzとなります。
有線接続でも超高速通信が可能
Speed Wi-Fi HOME 5G L13は有線でも超高速通信が規格上可能となっています。
最大通信速度2.5Gbpsの有線LANポートを備えているため、無線通信よりもさらに安定したインターネット接続を希望する方にとっては最良の選択肢と言えるでしょう。
Wi-Fi6に対応しているため高速通信が可能
Speed Wi-Fi HOME 5G L13は、無線LANの最新通信規格である「Wi-Fi6」に対応しています。
Wi-Fi6 はWi-Fi5と比較すると、最大通信速度が約1.4倍となっているため、より高速通信を体感することができるでしょう。
ただし、Wi-Fi6の利用には、対応デバイスが必要となっているためご注意ください。
無線接続がQRコードを使って簡単に利用できる
Speed Wi-Fi HOME 5G L13は、無線LAN接続が簡単なのも特徴の一つです。
底面にあるQRコードをスマホで読み取ることで、面倒なSSIDの入力をすることなくWi-Fiネットワークに接続することが可能です。
WiMAXホームルーター旧端末と比較|Speed Wi-Fi HOME 5G L11/L12
ここからは、Speed Wi-Fi HOME 5G L13と旧端末であるL11/L12とを比較していきましょう。
まずは、比較表をご覧ください。(WiMAX +5Gに対応していない旧端末も比較表に含まれています)
機種名称 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | WiMAX HOME 02 | Speed Wi-Fi HOME L02 |
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画像 | |||||
製造元 | ZTE Corporation | NECプラットフォームズ株式会社 | ZTE Corporation | NECプラットフォームズ株式会社 | HUAWEI |
発売日 | 2023年6月1日 | 2021年11月5日 | 2021年6月4日 | 2020年1月30日 | 2019年1月25日 |
最大通信速度 (下り/上り) | 4.2Gbps/286Mbps | 2.7Gbps/183Mbps | 2.7Gbps/183Mbps | 440Mbps/75Mbps | 1Gbps/75Mbps |
連続通信時間 | – | – | – | – | – |
重量 | 約635g | 約446g | 約599g | 約218g | 約436g |
同時接続台数 | 最大34台 | 最大40台 (5GHz/2.4GHzで格20台) | 最大30台 | 最大20台 | 最大40台 (5GHz/2.4GHzで格20台) |
対応無線LAN規格 | Wi-Fi6対応 IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) | Wi-Fi6対応 IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) | Wi-Fi6対応 IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) | Wi-Fi5対応 IEEE802.11 ac/n/a(5GHz帯) n/g/b(2.4GHz帯) | Wi-Fi5対応 IEEE802.11 ac/n/a(5GHz帯) n/g/b(2.4GHz帯) |
暗号化技術 | WPA3対応 | WPA3対応 | WPA3対応 | WPA2対応 | WPA2対応 |
WiMAX2+ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
au5G | ◯(sub6(5G SA対応)/NR化) | ◯(sub6/NR化) | ◯(sub6) | × | × |
au4GLTE | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
対応通信技術 | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
本体価格* | 27,720円(税込) | 21,780円(税込) | 21,780円(税込) | 21,780円(税込) | 21,780円(税込) |
メリット1:理論値通信速度が1.6倍速い
これまでのWiMAX +5G対応ホームルーターの最大通信速度は、下り2.7GHzでした。
今回発表されたSpeed Wi-Fi HOME 5G L13では、それまで対応していなかった「au 5G SA」周波数にも対応したことにより、下り通信速度が大幅に向上したのです。
最大通信速度は、4.2GHzとなり、理論値速度上の比較では約1.6倍高速通信ができるようになったのです。
メリット2:Wi-Fi6対応で高速通信とセキュリティが向上
これは、WiMAX 2+対応端末との比較になりますが、暗号化通信の規格がWPA2からWPA3となったことで、よりセキュアな通信が行えるようになりました。
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サービス名 | プラン名 | 月間データ上限 | 月額料金 | サポート | 支払い方法 | 契約期間 | 端末代金 | 海外利用 |
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AiR-WiFi | らくらくプラン | 100GB | 3,828円 →最大20%オフ | 電話 メール ヘルプセンター | 請求書払い クレジットカード 口座振替 | 1年間/なし | なし (無料レンタル) | ○ |
AiR-WiFi | おてがるプラン | 20GB | 2,948円 →最大20%オフ | 電話 メール ヘルプセンター | 請求書払い クレジットカード 口座振替 | 1年間/なし | なし (無料レンタル) | ○ |
AiR-WiFi | おてがるプラン | 50GB | 3,278円 →最大20%オフ | 電話 メール ヘルプセンター | 請求書払い クレジットカード 口座振替 | 1年間/なし | なし (無料レンタル) | ○ |
AiR-WiFi | 5Gホームルータープラン | 実質無制限 | 5,280円 →最大20%オフ | 電話 メール ヘルプセンター | 請求書払い クレジットカード 口座振替 | 1年間/なし | なし(無料レンタル) | × |
ただし、WPA3を利用するためには、WPA3に対応した端末が必要です。
iPhoneであれば、iPhone7以降は対応しているので、問題ないでしょう。
参考:Apple
また、Wi-Fi6に対応しているため、Wi-Fi5と比較すると、約1.4倍の高速通信が可能となりました。
iPhone11以降の機種であれば、Wi-Fi6に対応しています。
デメリット1:同時接続台数が減った
まずデメリットとして挙げられるのは、同時接続台数が少なくなったことでしょう。
ZTE製の旧端末である「L11」と比較すれば、30台→34台と増えていますが、L12と比較すると40台→34台と減少していることがわかります。
とはいえ、自宅で利用する際に、同時に30台もの機器と同時に接続することはまずあり得ませんので、そこまで気にしなくても良いでしょう。
デメリット2:販売価格は値上げ/月額料金は上がる場合あり
続いてのデメリットは、販売価格が値上げされたことです。
旧端末の販売価格は、21,720円(税込)でしたが、今回の新機種は27,720円(税込)へと値上がりしました。
その差、5,940円です。
36回の分割払いの場合では、月額605円(税込)から月額770円(税込)へと、支払い金額が増えてしまう計算となります。
昨今の情勢を考えると仕方がないのかもしれません。
また、L13/X12を新規で契約する場合、既存のプランではなく新プランで申し込む必要があります。
UQ WiMAXを例に挙げると、「WiMAX +5Gギガ放題プラスプラン」ではなく、「WiMAX +5Gギガ放題プラスSプラン」となります。
両者ともに月額4,950円(税込)となっており、月額料金に変更はありません。
サービス内容としては、プラスエリアモードの月間パケット上限が30GBに引き上げられています。
このように、UQ WiMAXであれば問題ないのですが、他の WiMAXプロバイダーの場合では、月額料金が値上がりするケースがあるのです。
例として、GMOとくとくBB の場合を見てみましょう。
新端末プラン | 旧端末プラン | |
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37ヶ月間総額 | 142,501円 | 118,818円 |
実質月額費用 | 3,851円 | 3,211円 |
端末費用 | 27,720円 | 21,780円 |
このように、総額料金を計算すると、37ヶ月間で2万円以上値上がりする計算となります。
実質月額料金で比較すると約600円の差額です。
デメリット3:OFDMAには対応していない
OFDMAとは、複数台で同時に通信した場合でも、通信速度の低下が起きにくい技術です。
NECプラットフォーム製のL12には搭載されていましたが、ZTE製であるL13には搭載されていません。
複数台同時接続をした際の速度低下を気にする方は、旧端末の方がよいでしょう。
まとめ
以上、Speed Wi-Fi HOME 5G L13について旧端末との比較を交えて解説してきました。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13の最大の特徴は、理論値上では旧端末と比較すると高速通信ができるようになった点でしょう。
現時点では、まだまだ5G SAが利用できるエリアは限られているため、その恩恵を受ける地域にお住まいの方は少ないですが、将来的に見れば非常に利便性の高い端末だといえます。
一方で、通信速度に対してそこまで気にしない方や、現時点でau 5G SAに対応したエリアに住んでいない場合は、無理に最新端末を契約する必要はありません。
専用料金プランになるプロバイダーであれば、実質月額費用が値上がりする場合もあります。
よく検討して、後悔がないようにしましょう。