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WiMAXホームルーターをdocomo home5G・ソフトバンクエアーと比較!

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「ホームルーターってたくさん種類があるけどどれを選んだら良いの?」

「WiMAXのホームルーターって実際使ってみてどうなの?」

ホームルーターは「光回線などの固定回線に代わる新しい自宅でのインターネット手段」として2021年から非常に人気が高くなっています。

人気の火種になったのはNTTドコモから新たにリリースされた「docomo home5Gプラン」で間違いありません。

2021年8月のリリースを機に瞬く今に人気が広がり、それまでホームルーターの2大巨頭であった「WiMAX(ワイマックス)」「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」をも超える勢いです。

しかし、WiMAXの契約件数は2020年の時点で3000万契約を超えており、まだまだその人気は衰えていません。

本記事ではまだまだ人気の衰えない「WiMAXホームルーター」について解説し、他社サービスと比較したときのメリットやデメリットについて解説していきます。

是非最後までご覧ください!


この記事のまとめ

WiMAXホームルーターが向いていない人
  • 光回線と同様の高速通信・低遅延性を求めている人

WiMAXホームルーターのみならず、ホームルーターは光回線とは違い無線回線を利用するため、一般的には光回線のような速度での高速通信は期待できません。

また、応答速度(Ping値)についても〜50ms程度となるため、応答速度が求められるオンラインゲームなどの用途には向きません。

WiMAXホームルーターが向いている人
  • パケット無制限と同じような感覚で利用したい
  • au/UQmobileのスマートフォンを使っていてセット割の適用がある
この記事の執筆・監修者

河村亮介(カワムラリョウスケ)

ポケットWiFi比較・通信費節約専門家

「あなたにぴったりのサービスを」をコンセプトに活動するモバイルルーター選びの専門家。UQ WiMAX公式サイトでの記事執筆経験他、複数の法人メディアでのサイトディレクションや執筆監修も担当。利用者のニーズに沿ったサービス提案が得意。通信費用の削減・節約を進めたい。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。

目次(見たいところをタップ)

【基礎知識】ホームルーターとは?

ホームルーターとは|図説

ホームルーターとは、通信するためのSIMカードが挿入された端末をコンセントに挿入することで、工事不要で即日インターネットができる機器のことを指します。

ホームルーターという言葉はまだまだ歴史が浅い用語となっており、明確な定義はありません。

「置くだけWiFi」や「設置型WiFi」、「置き型WiFi」などという名称でも呼ばれています。

通常の「自宅で利用するインターネット回線」といえば「光回線」をイメージする人が多いことでしょう。

光回線は実質的にパケット無制限でインターネット通信が可能ということに加えて、低遅延、高速通信できる非常に有用なインターネット手段といえます。

その一方で、利用するためには回線工事と工事立ち合いが必要ということもあり開通までに時間がかかるケースが多く、解約した際は「回線撤去費用」を請求される場合もあるため、新規で固定回線を引くためにはある程度の「手間がかかる」ことを考える必要があるというデメリットが存在しているのです。

この光回線の代替手段として注目されているのが「ホームルーター」となっています。

事項ではこれら光回線のデメリットを踏まえて「ホームルーターのメリット」について説明していきましょう。

ホームルーターのメリット

これまでの光回線の代替手段となる可能性を秘めているホームルーター。

この項ではその魅力(メリット)についてご説明いたします。

ホームルーターのメリット
  • 集合住宅の「VDSL方式」の代替手段となる可能性がある
  • 開通工事不要でコンセントに差すだけで即日インターネットができる
  • ポケット型WiFiに比べると電波状況がいい場合が多い
  • 面倒な配線が不要
  • 同時接続台数が多く家族みんなで使える
  • 口コミ評判がいい

集合住宅などで採用されている「遅い光回線」の代替手段となる可能性

実は「速い」と言われている光回線の中でも「通る回線によって遅い」ケースが多く存在します。

よく見られるのがアパートやマンションなどの「集合住宅」で光回線を利用しているケースです。

光回線の配線方式

  1. 光配線方式|通信速度の低下が少ない
  2. LAN方式|通信速度の低下が少ないが設備配線種類によっては低下が起こる
  3. VDSL方式|本来の光回線の速度を活かせない

集合住宅では「VDSL方式」「LAN方式」という配線方式となっているケースが多く、集合住宅まで届いた光回線が「最大速度の遅い回線」を通ってしまうことで光回線の恩恵が十分に受けられません。

こうした場合、引いている光回線の理論値速度が「1Gbps」でも「100Mbps」まで低下しています可能性があります。

河村

VDSL方式の場合は電話回線を通るため理論値上限速度は100Mbps、LAN方式では設備で使用しているLANケーブルカテゴリがCAT5以下の場合同様に100Mbpsとなります。実際の速度が理論値の半分以下となるケースが多く、光回線のメリットを十分に受けることができません。

また、光回線を複数の契約物件で共有しているケースでは、利用が集中しやすい夜間帯などは混雑しやすく、結果として通信速度が低下することも考えれるでしょう。

ホームルーターは個別契約が可能で、サービスによっては光回線並みの通信速度が出るものもあります。

ホームルーターはそういった「集合住宅で光回線の恩恵を受けることができない人」にピッタリなサービスと言えるでしょう。

開通工事不要でコンセントに差すだけで即日インターネットができる

ホームルーターは、コンセントに差すだけですぐにインターネットが利用できるメリットがあります。

前述したように光回線やケーブルテレビなどの固定回線を利用するには、開通工事が必要となるケースが多くインターネットが利用できるまでには相応の時間がかかってしまうことも…。

手軽にインターネットが利用できるという点はホームルーターの強みと言えるでしょう。

ポケット型WiFiに比べると電波状況が良い場合が多い

ホームルーターはポケット型WiFiと比べると電波状況が良い場合が多いです。

ホームルーターと同様に「通信端末にSIMカードを挿入して使う」デバイスとしてポケット型WiFiがあります。

仕組みとしてはホームルーターもポケット型WiFiもほぼ同様ですが、ホームルーターの方が躯体が大きく電波を受信しやすい形状(円筒型や円柱型)となっているため、電波の受信感度が良好となる場合が多く見られます。

その結果として、ポケット型WiFiと比べると通信速度が速いケースも多数見受けられるという理由も納得できるでしょう。

河村

電波状況は利用する場所や時間帯、利用する電波や帯域によって大きく異なります。
決してホームルーターだから通信速度が速いというわけではないことを注釈いたします。

面倒な配線が不要

ホームルーターに必要なのは電源ケーブルのみ。

本体と電源ケーブルを接続して、ご家庭のコンセントに接続するだけですぐにインターネットを利用することができます。

光回線では最低でも「光コンセント用SCケーブル」と「電源ケーブル」の二本が必要となっており、そこに無線LANルーターを接続するとさらにケーブルの本数が増えて非常にごちゃごちゃしています。

見た目もスッキリ、空間にも溶け込みやすいという点においてもホームルーターの方が優れていると言えるでしょう。

同時接続台数が多く家族みんなで使える

ホームルーターは同時に接続できる端末の台数が10台以上となっている場合が多く、家族みんなで同時にインターネットを行えるメリットがあります。

光回線に接続してある無線LANルーターにWiFi接続するのと同じ要領で複数の端末を接続できるため、アレクサなどのホームデバイスなど、常時接続しておく必要のあるIoT機器が多い場合でも安心して利用できる点も注目しましょう。

河村

ただし、複数の端末で同時にインターネット接続を行うと、接続した台数だけ通信速度が等分されてしまいます。
快適速度で利用できる台数目安としては5台程度だと考えましょう。

WiMAX +5Gホームルーターは口コミ・評判がいい場合が多い

WiMAX +5Gホームルーターは口コミ評判が良い場合が多く聞かれるのが特徴です。

特に2022年2月1日以降、それまであった「直近3日間で合計15GB以上のパケット通信を行うとかかる速度制限」要件が撤廃されたことで、ライバルの「ドコモhome5gプラン」同様に「実質パケット無制限に近いような形」で利用できるようになった点も大きなポジティブポイントでしょう。

WiMAXホームルーターを他社サービスと比較!

ここまで、ホームルーター全体の概要について説明してきました。

ここからはいよいよ各社が提供しているホームルーターサービスを比較していきます。

比較するホームルーターサービス
  • UQコミュニケーションズ|UQ WiMAXホームルータープラン(Speed Wi-Fi HOME 5G L12)
  • NTTドコモ|docomo home5Gプラン(HR01)
  • ソフトバンク|SoftBank Air(Airターミナル5)

表記は 提供会社|サービス名(端末名)

WiMAXに関しては、本家UQ WiMAXのプランについてピックアップして紹介していきます。

※UQWiMAXに関しては契約時に選択できるプランが「ホームルータープラン」と「モバイルルータープラン」の2種類となっており、「ホームルータープラン」を選択した場合はホームルーターでのみしか利用ができません。また、その逆も同様となっているためご注意ください。仮に「ホームルータープラン」を契約後に別途モバイルルーター端末を用意してSIMカードを差し替えた場合は利用できない可能性があります。尚、他販売代理店がリリースしているプランに関してはこの限りではありません。あくまでもUQWiMAXのみがそういった仕様になっています。

WiMAXホームルーターとdocomo home5Gを比較

まず初めに、WiMAXホームルーターとdocomo home5gプランの2つを下記の項目で比較していきます。

比較項目
  • 月間パケット上限について
  • 月額費用とスマートフォンとのセット割について
結論

固定回線の代わりとして選ぶのであればドコモhome5gの方がホームルーターとしては優れている

スクロールできます
ドコモ
home5Gプラン
UQWiMAX
ホームルータープラン
端末HR01Speed Wi-Fi HOME 5G L12
月額費用4,950円(税込)4,268円(税込)
※WiMAX+5Gはじめる割
(▲682円(税込))適用(25ヶ月間)
端末代金(605円(税込))を含む場合
4,873円(税込)
セット割合計金額home5G割
▲1,100円(税込)
ドコモスマホ料金から割引
※みんなでドコモ割は考慮しない
auスマートバリュー適用
▲1,100円(税込)※最大
auスマホから割引
自宅セット割インターネットコース適用
▲858円(税込)※最大
UQmobileスマホから割引
※家族割プラスは考慮しない
契約期間なしなし
契約解除料0円0円
初期費用3,300円(税込)3,300円(税込)
端末費用39,600円(税込)
※月月サポートで
▲1,100円(税込)×36回割引
→実質無料
21,780円(税込)|一括払い
※605円×36回払いも可
データ通信制限実質無制限
3日合計制限あり
(値非公開)
実質無制限
一定期間内に大量データ通信した
場合制限あり
(値非公開)
速度下り最大4.2Gbps
上り最大218Mbps
下り最大2.7Gbps
上り最大183Mbps
Wi-Fi6対応◯(1.2Gbps)◯(1.2Gbps)
受信可能
周波数(4GLTE/5G)
B1/B3/B19/B21/
B28/B42
n78/n79
B1/B3/B11/B18/
B26/B28/B41/B42
n28/n77/n78/n257
同時接続台数有線LAN:1台
無線LAN:64台
有線LAN:1台
無線LAN:20台+20台
(2.4GHz|5GHz)
IMEI制限あり
他端末での使用不可
不明
モバイルルーターで利用不可
登録住所必要
登録住所以外での使用不可
不要
製造元シャープ株式会社NECプラットフォームズ株式会社

月間パケット上限について比較

2022年2月1日にWiMAX+5Gの「3日間パケット通信量に伴う速度制限規約」が変更となったため、WiMAX+5Gとdocomo home5Gプランの両者で「実質パケット無制限」となりました。

ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。

https://www.nttdocomo.co.jp/home_5g/router/
河村

SNSでドコモhome5gの通信制限状況を調査した結果、パケット通信量による明確な速度制限は見られませんでした。

より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

<お知らせ>
これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件などを2022年2月1日より変更いたしました。

https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/note/5g_speedlimit_15/

ただし、両者サービス共に今後のユーザー数の増加やトラフィック量によってはこの限りではない可能性も考えられますし、上記のようにしっかりと速度制限が生じる可能性がある旨を注釈しているため、今後どうなるかについては不明です。

河村

home5Gと比較するとWiMAXの方が若干対応バンドが少なくなりますが、ホームルーターとしてではなく「持ち運びができるモバイルルーター」という点ではWiMAXの方が使いやすくなりました。

月額費用とスマートフォンとのセット割引について比較

スクロールできます
ドコモ
home5Gプラン
UQWiMAX
ホームルータープラン
端末HR01Speed Wi-Fi HOME 5G L12
月額費用4,950円(税込)4,268円(税込)
※WiMAX+5Gはじめる割
(▲682円(税込))適用(25ヶ月間)
端末代金(605円(税込))を含む場合
4,873円(税込)
セット割合計金額home5G割
▲1,100円(税込)
ドコモスマホ料金から割引
※みんなでドコモ割は考慮しない
auスマートバリュー適用
▲1,100円(税込)
auスマホから割引
自宅セット割インターネットコース適用
▲858円(税込)※最大
UQmobileスマホから割引
※家族割プラスは考慮しない
契約期間なしなし
契約解除料0円0円
初期費用3,300円(税込)3,300円(税込)
端末費用39,600円(税込)
※月月サポートで
▲1,100円(税込)×36回割引
→実質無料
21,780円(税込)|一括払い
※605円×36回払いも可

ドコモhome5gプランに関しては、端末代金が実質無料となっているため月額料金は4,950円(税込)と考えて良いでしょう。

UQ WiMAXホームルータープランに関しては、端末費用(36分割払い)と月額料金を合算すると4,873円(税込)となり、ドコモhome5gよりも若干安価となっています。

お使いの携帯電話事業者がホームルーターを提供している事業者と同一だった場合はスマートフォン1台あたり月額1,100円(税込)割引となっている点は共通ですが、KDDIの場合は安価なサブブランドである「UQモバイル」の月額費用からも割引が適用されるため、スマートフォン費用を含めたトータルコストを考えた場合、お使いの携帯電話事業者がUQモバイルであればWiMAXホームルーターと組み合わせた方が安価となるでしょう。

河村

あくまでもUQ WiMAXホームルータープランは一例です。
それよりも安価なWiMAXプロバイダーもありますので、おすすめについてはこちらの記事をご覧ください。

ただし、月額費用比較では両者ともにそれほど差はないため、最終的には「月間パケット上限の有無」によってどちらのサービスにするか選んだ方が良い印象です。

その他気になる比較ポイント

通信速度と対応バンドについて

通信速度についてはあくまでも理論値となっており、実測値に関しては使用する環境や時間帯によって大きく異なるため一概には申し上げられません。

ただし、SNSの口コミを確認すると、home5gの方が数値が良いという報告が多数見られます。

対応周波数については、home5gプランではオプションなしで「プラチナバンド(建物の中でも繋がりやすい電波)」に対応していますが、WiMAXに関してはプラチナバンドを利用するためには「プラスエリアモード(月額1,100円(税込))」をオンにする必要があるのです

こういった違いからもdocomo home5gの方が速度数値が良くなっている可能性があります。

また、home5gに関しては5Gのミリ波(n257=28GHz帯)に対応しており、WiMAXに関しては対応していないという差異もありますが、現時点でミリ波のカバーエリアはほとんどないため気にする必要はありません。

河村

通信速度に関しては、家族複数人で利用する場合であれば速いに越したことはありません。(同時通信している台数分だけ通信速度が等分されるため)

同時接続台数について

  • HR01(home5gプラン)|無線LAN最大64台
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L12(UQ WiMAX)|無線LAN最大40台

このようにdocomo home5gで使用している端末の方が同時接続台数が多くなっていますが、現実的に自宅での利用ではIoT機器を含めても〜20台程度の同時接続ができれば問題ありませんので、ここについての比較はそれほど意味を持ちません。

端末の持ち運びについて

home5gプランは「登録先の住所でのみ」しか使用することができませんが、UQ WiMAXであればたとえホームルータープランであっても契約書に記載した住所以外でも使用することができます。

ただし、WiMAXでも「auホームルータープラン」に関しては登録住所でしか利用できない点は注意が必要です。

みんなの声

えーと…ホームルーターを持ち運ぶ人っているんですか?

河村

そうですね…私は見たことがありません。
それであればモバイルルータープランを利用した方が利便性はいいでしょう。

WiMAXホームルーターとSoftBank Airを比較

続いて、WiMAXホームルーターとSoftBank Airについて比較していきます。

比較項目
  • 月間パケット上限について
  • 月額費用とスマートフォンとのセット割について
結論

速度制限がかかる「パケット通信量合計」や時間帯が明確にわかるという点でWiMAXホームルーターの方が優れている

スクロールできます
UQWiMAX
ホームルータープラン
ソフトバンクエアー
端末Speed Wi-Fi HOME 5G L12Airターミナル5
月額費用4,268円(税込)
※WiMAX+5Gはじめる割
(▲682円(税込))適用(25ヶ月間)
端末代金(605円(税込))を含む場合
4,873円(税込)
4,180円(税込)
※SoftBank Airスタート割プラス
(▲1,188円(税込))適用(24ヶ月間)
※月月割
(Airターミナル5|▲1,980円(税込))適用
セット割合計金額auスマートバリュー適用
▲1,100円(税込)
auスマホから割引
自宅セット割インターネットコース適用
▲858円(税込)※最大
UQmobileスマホから割引
※家族割プラスは考慮しない
おうちセット割
▲1,100円(税込)
ソフトバンクスマホから割引
おうち割
▲1,188円(税込)
ワイモバイルスマホから割引
※新みんな家族割は考慮しない
契約期間なしなし
契約解除料0円0円
初期費用3,300円(税込)3,300円(税込)※
端末費用21,780円(税込)|一括払い
※605円×36回払いも可
71,280円(税込)
※月月割で
▲1,980円(税込)×36回割引
→実質無料
データ通信制限実質無制限
一定期間内に大量データ通信した
場合制限あり
(値非公開)
データ容量の制限と総量規制なし
※夜間帯は低下する可能性あり
速度下り最大2.7Gbps
上り最大183Mbps
下り最大2.1Gbps
上り最大非公表
Wi-Fi6対応◯(1.2Gbps)◯(1.2Gbps)
受信可能
周波数(4GLTE/5G)
B1/B3/B11/B18/
B26/B28/B41/B42
n28/n77/n78/n257
B1/B41/B42
n77
同時接続台数有線LAN:1台
無線LAN:20台+20台(2.4GHz|5GHz)
有線LAN:1台
無線LAN:128台
IMEI制限不明
モバイルルーターで利用不可
不明
登録住所不要必要
登録住所以外での使用不可
製造元NECプラットフォームズ株式会社OPPO
(輸入販売元:オウガ・ジャパン株式会社)
特記事項〜25歳/60歳〜の申し込みは初期費用無料
他社からの乗り換えでは10万円まで違約金負担

月間パケット上限について比較

WiMAX+5Gのパケット通信量による速度制限条件が2022年2月1日から変更になり、「一定期間内に大容量データ通信をした場合、混雑時間帯で速度制限をする場合がある」という文言に変更されました。

一方、ソフトバンクエアーは「データ容量の制限と総量規制はありません」が、通信速度制限に下記のような注釈があります。

サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

https://www.softbank.jp/ybb/air/data-about/

このようにWiMAXとは異なり、ソフトバンク側の裁量によって速度制限が課される可能性があり、特に夜間帯に関しては速度が低下する可能性が明記されているため、いつ速度が制限されるかが不明確という大きなデメリットがあると言えるでしょう。

これでは「パケット無制限」とは言いつつも、快適な速度で使い続けられるという保証がないため、WiMAXと比較すると不利な条件に見える方も多いのではないでしょうか。

よって、パケット上限に関してはWiMAXホームルーターの方が優れていると言えます。


※注釈部分については下記文言から引用

データ容量の制限と総量規制はなく※3

※3総量規制は、一定期間に一定以上の通信を行うユーザーに対する通信速度の制限です。なお、データ容量の制限はありませんが、ご利用が集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供に伴う速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2021/20210914_04/

月額費用とスマートフォンとのセット割引について比較

スクロールできます
UQWiMAX
ホームルータープラン
ソフトバンクエアー
端末Speed Wi-Fi HOME 5G L12Airターミナル5
月額費用4,268円(税込)
※WiMAX+5Gはじめる割
(▲682円(税込))適用(25ヶ月間)
端末代金(605円(税込))を含む場合
4,873円(税込)
4,180円(税込)
※SoftBank Airスタート割プラス
(▲1,188円(税込))適用(24ヶ月間)
※月月割
(Airターミナル5|▲1,980円(税込))適用
セット割合計金額auスマートバリュー適用
▲1,100円(税込)※最大
auスマホから割引
自宅セット割インターネットコース適用
▲858円(税込)※最大
UQmobileスマホから割引
※家族割プラスは考慮しない
おうちセット割
▲1,100円(税込)
ソフトバンクスマホから割引
おうち割
▲1,188円(税込)
ワイモバイルスマホから割引
※新みんな家族割は考慮しない
契約期間なしなし
契約解除料0円0円
初期費用3,300円(税込)3,300円(税込)※
端末費用21,780円(税込)|一括払い
※605円×36回払いも可
71,280円(税込)
※月月割で
▲1,980円(税込)×36回割引
→実質無料

月額費用については、UQ WiMAXホームルータープランが端末費用と合わせて月額4,873円(税込)となっているのに対して、ソフトバンクエアーは諸所の割引込みで月額4,180円(税込)と非常に安価となっています。

提供サービスと同様の携帯電話会社のスマートフォンプランを利用している場合は、両者共に1回線あたり同額の割引を受けられるため、総合的な費用で見てもソフトバンクエアーの方がお得と言えます。

しかし、ソフトバンクエアーは端末費用が1,980円(税込)×36回払いとなっているところ、「月月割」で端末代金分が相殺(内訳としては月額費用から差し引かれている)される形となっているため端末費用は実質無料ですが、本来であれば端末費用は71,280円(税込)と大変高額となっているのです。

月月割に関しては、契約期間中のみ有効となっているため、36ヶ月以内に解約した場合は端末残債の精算で1,980円(税込)×残月数の支払いとなります。

仮に12ヶ月後に解約した場合の支払額はなんと47,520円(税込)です。

こうした点を踏まえると、ソフトバンクエアーを契約する場合は「3年以上継続して利用することを前提」とする必要があります。

みんなの声

ソフトバンクエアーの端末ってこんなに高いのね…

河村

そうなんです。
ざっとWiMAXホームルーターの3倍の価格…
これでは「使いにくい」となった時もなかなか辞めにくいですよね。
Airターミナル4(5G非対応)を選択した場合、端末のレンタルもあるのですが、月額5,907円(税込)と高額になるため、分割払いで購入を選択する場合が多いように思います。
個人的にはソフトバンクエアーはおすすめしていません。

その他気になる比較ポイント

通信速度と対応バンドについて

WiMAX・ソフトバンクエアー共に建物の中でもつながりやすい電波(プラチナバンド)には対応していないためそれほどつながりやすさに違いはないでしょう。

ただし、ソフトバンクエアーは夜間帯など、運営側の都合で通信速度が制限されるケースがあるため注意が必要です。

同時接続台数について

  • Airターナル5|最大128台
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L12(UQ WiMAX)|無線LAN最大40台

このようにソフトバンクエアーで使用している端末の方が同時接続台数が多くなっていますが、現実的に自宅での利用ではIoT機器を含めても〜20台程度の同時接続ができれば問題ありませんので、ここについての比較はそれほど意味を持ちません。

河村

ソフトバンクエアーに128台も接続することはほぼないでしょう。

端末の持ち運びについて

WiMAXでは契約住所以外でもホームルーターを利用することができますが、ソフトバンクエアーの場合は登録住所以外で利用することは出来ません。

キャンペーンについて

ソフトバンクエアーに関しては、他社から乗り換えた際の違約金を最大10万円まで負担するキャンペーンを行なっています。

また、契約者の年齢が25歳以下/60歳以上の場合にのみ初期費用が無料となるキャンペーンも合わせて行なっています。

河村

UQ WiMAXでは乗り換えにかかる違約金負担キャンペーンは実施していませんが、Broad WiMAXであれば違約金負担キャンペーンを実施しています。

WiMAXホームルーターを契約する上での注意点

ここまでで、WiMAXホームルーターのメリットや、他社サービスと比較した時のメリット・デメリットについて解説してきました。

ここでは改めて「WiMAXホームルーター」を契約する上での注意点=デメリットについて見ていきましょう。

河村

WiMAX+5Gの3日間で15GB超過による速度制限は2022年2月1日より変更となりました。
よって、3日間当たりのパケット上限があるというのはデメリットには上がりません。

WiMAXホームルーターのデメリット
  • 持ち運び可能だが重くて不便
  • 光回線より通信速度が遅い場合がある
  • 指定期間内での解約した時の違約金が高額となるケースあり

持ち運びは可能だが重くて不便

WiMAXホームルーターは「〇〇WiMAX」として契約する場合であれば、契約住所以外でも持ち運んで利用することができます。(auホームルータープランは登録住所のみでしか利用不可)

ただし、ホームルーターは持ち運びに適したサイズや形状をなっていないため、持ち運ぶ場合はかなり嵩張ることが考えれます。

持ち運びを前提としての契約を考えている方は、モバイルルータープランの方が良いでしょう。

WiMAX +5Gホームルーターは光回線より通信速度が遅い場合がある

WiMAXホームルーターは、4Gエリア内で使用する場合、光回線よりも速度が遅い場合が多いというデメリットがあります。

速度理論値が1Gbpsとなっている光回線であれば常時100Mbps程度の通信速度を保つことも可能ですが、WiMAXホームルーターは5Gエリアの整備が十分に完了していない現時点では4G LTE通信となる場合が多く、速度も60-70Mbps程度となるケースが多い印象です。

また、無線通信ということもあり速度ムラも大きく、固定回線のように安定しません。

指定期間内で解約した時の違約金が高額となるケースあり

「3年契約」となっているWiMAXプロバイダーでは、中途解約時の違約金が高額となっているケースがほとんどです。

これら「3年契約のWiMAX」を契約する場合は3年使用することを前提とした方が不要な出費が抑えられるでしょう。

また、「試しに使ってみたい」という場合は「5G CONNECT(ファイブジーコネクト)」がおすすめです。

月額費用4,950円(税込)で利用可能で、最低利用期間3ヶ月以降の解約では違約金がかかりません。

端末に関してもモバイルルータータイプの他にホームルーターも選択可能で、「端末は購入ではなくレンタル」となっているため端末費用がかからないというのも魅力です。

契約期間なしでは本家UQ WiMAXのみでしたが、端末費用がかかってしまうため初期費用や解約時費用が大きくなってしまう点で契約に踏み切れなかった方も多いのではないでしょうか。

そういった点で、ファイブジーコネクトはUQWiMAXのデメリットを全て解消しているサービスと言えます。

まとめ

以上、WiMAXホームルーターの特徴や他社サービスとの比較、デメリットについてお伝えしてきました。

以上のことをまとめると、WiMAXホームルーターを利用するのに向いている人は下記のような人です。

WiMAXホームルーターが向いている人
  • 対応バンドが若干少ないがhome5Gよりももっと安価に使いたい
  • au/UQmobileのスマートフォンを使っていてセット割の適用がある

2022年2月1日の「3日間当たりの合計パケット通信量超過による速度制限の変更」によって、それまでパケット上限のカテゴリで独占していた「ドコモhome5Gプラン」と並ぶほどにWiMAX+5Gのサービスは改善されました。

プラチナバンドの利用はオプションとなっていますが、オプションなしの「スタンダードモード」でも十分高速通信が可能です。

この記事を参考に、あなたのホームルーター選びがうまくいくことを心から願っています。

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この記事を書いた人

河村亮介のアバター 河村亮介 ポケットWIFI比較専門家

モバイルルーター比較専門家。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通し、UQ WiMAX公式メディアへの寄稿など幅広いメディアでの執筆監修を手掛ける。GreenEchoesStudio代表/回線系比較サイトGreenWaves運営。
(著者プロフィールは下記リンクからご覧いただけます)

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