eSIM利用時にスマホ画面上のQRコード読み取りを行う方法【iPhone/Android共通】

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eSIMを利用する際に最も困るのが、アクティベートする際に「画面上に表示されたQRコードを読み込めない」ということです。

iPhoneのiOS16以下やAndroidでは、画面上に表示されているQRコードをスマホ自身で読み取ることはできません。

本記事では、一般的にメジャーなアクティベート手段である「QRコードをカメラで読み込む方法」に加えて、QRコードを一人で読み込めない場合の代替手段である「QRコードの情報を手動で入力する方法」について解説していきます。

この記事の要点

eSIMアクティベート手段

  • スマホ内部のQRコード画像を読み込む(iOS17のみ)
  • スマホでQRコードを読み取る(海外SIMにおすすめ)
  • QRコードをテキスト化してコピーアンドペーストで入力する

画面に表示されたeSIMを使ってアクティベートする方法

  • 画面上に表示されているQRコードの読み込みはできない(ただしiOS17は除く)
  • iOS17以外のスマホでは、テキストデータでアクティベートが必要
  • QRコード読み取り」サイトからQRコード内容をテキスト化して、「SM-DP +アドレス」と「アクティベーション」に分けてメモに保存
  • eSIM有効化→QRコード読み取り→手動入力から、コードをコピー&ペーストして有効化する
この記事の執筆・監修者
Kawamura top R

河村亮介(カワムラリョウスケ)

回線系記事監修者/WEBライター

大手公式サイトでの記事執筆経験他、回線系記事の執筆監修を手がける。利用者のニーズに沿ったサービス提案が得意。通信費用の削減・節約を進めたい。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。キーボードマニア。

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eSIMの読み取り方は大きく分けて3つ

eSIMyomitori

eSIMのアクティベートには「通信事業者から送られてきたQRコード」を読み取るという作業が必須です。

QRコードを読み取る方法は下記の3つに分けられます。

QRコードの読み取り方法
  • スマホ内部のQRコード画像を読み込む(iOS17のみ)
  • スマホでQRコードを読み取る(海外SIMにおすすめ)
  • QRコードをテキスト化してコピーアンドペーストで入力する
そもそもeSIMとは ?

eSIMとは、スマホやパソコンなどの情報機器本体に内蔵されている「書き換え可能な通信チップ=SIMカード」のことです。

従来型のSIMカードは、通信事業者から購入して、自身で差し替える、もしくは店舗で差し替えてもらうのが主流でした。

しかし、eSIMであれば、通信事業者の情報を自身のスマホに「登録する」だけで、その場でアクティベートが可能です。

つまり、以前のように物理SIMカードが届くまで待つのではなく、「その場で」通信事業者の乗り換えやデータSIMの追加作業が行えるようになりました。

自身で登録手続きが必要な点は少々手間ですが、待ち時間なくアクティベートできるのは大きなメリットと言えるでしょう。

スマホ内部のQRコード画像を読み込む(iOS17のみ)

15

最も簡単のは、通信事業者から送られてきたQRコード画像を本体に保存して、eSIMアクティベート時に読み込むことでしょう。

この方法ができるのは、iOS17以降となっているためご注意ください。

手順

  1. 設定→モバイル通信→eSIMを追加を順にタップ
  2. 「QRコード読み取り」をタップ
  3. 次の画面で「画像から読み取り」をタップ
  4. 事前に保存したeSIMのアクティベーションコードが記載されたQRコードを指定

以上で完了です。

これ以降の手順はこちらを参照してください。

スマホでQRコードを読み取る(海外SIMにおすすめ)

16

一般的に普及しているのは、こちらの方法でしょう。

iOS17以外のスマホでは、スマホ本体に保存したQRコードの内容を読み取ることができません。

そう言った場合、通信事業者から送られてきたQRコードを「自分のスマホ以外」で表示させて読み込む必要があります。

自分のスマホ以外でQRコードを読み取る方法
  • 友人にLINEで画像を送ってスマホに表示してもらう(おすすめ)
  • 自分のパソコンに表示させる
  • QRコード画像を印刷する

この中で一番簡単なのは、友人にLINEでQRコード画像を送信して、自分のスマホで読み取る方法でしょう。

Kawamura top R

特に、海外用eSIMを利用する場合、一人で海外へ行くケースよりもグループで行くケースの方が多いことからも、友人のスマホQRコードを表示してもらうのが最も簡単な方法だと思います。

QRコードをテキスト化して「詳細情報を手動で入力」する

17

自分一人でeSIMをアクティベートしたいけど、QRコードを印刷するのが面倒な場合に使えるテクニックが、QRコードをテキスト化してコピーアンドペーストで入力する方法です。

この方法であれば、スマホの画面上に表示されたQRコードの読み取りを自分一人で行うことができます。

事項からは、QRコードを手動で入力する方法をご案内しましょう。

QRコードを一人で読み込んでアクティベートする方法

今回の方法では、提供されたQRコードをテキスト化して読み込むという手順を取ります。

よって、事前に提供されたQRコードをテキストとして保存しておきましょう。

まずは、iPhone /Android共通の手順として、下記の手順を踏みましょう。

重要な手順

STEP
QRコード読み取りサイトを開く
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QRコード読み取り」サイトを開いて、「画像」をタップして、読み取りたいQRコードを指定してください。

QRコードを読み取った結果を「すべて選択」し、メモ帳に貼り付けましょう。

STEP
読み取ったテキストデータを加工する

読み取ったテキストデータは2つの情報が1行にまとめられています。

  • SM-DP +アドレス(通信事業者コードのようなもの)
  • アクティベーションコード

これらを別々に分けます。

  • SM-DP +アドレス:先頭にある「LPA:1$」を除いた「 XXXX.COM」部分
  • アクティベーションコード:XXXX.COMの後にある「$」よりも後ろの16桁のコード

次の手続きで必要になるため、保存しておきましょう。

QRコードを手動で入力する方法【iPhoneの場合】

STEP
設定からモバイル通信を開く
iPhone1

まずはホーム画面の「設定」から「モバイル通信」をタップします。

STEP
モバイル通信からeSIMを追加をタップ
iPhone2

モバイル通信の一番下にある「eSIMを追加」をタップします。

STEP
QRコードを使用をタップ
iPhone3

次に「QRコードを使用」をタップします。

STEP
QRコードをスキャンの画面から「詳細情報を手動で入力」をタップ
iPhone4
STEP
加工して保存したテキストデータを貼り付ける
iPhone5

重要手順でメモに保存した2つのコードをそれぞれコピーアンドペーストします。

  • SM-DP +アドレス:先頭にある「LPA:1$」を除いた「 XXXX.COM」部分
  • アクティベーションコード:XXXX.COMの後にある「$」よりも後ろの16桁のコード

成功すると、上記のような画面が現れます。

STEP
モバイルデータ通信を選ぶ
iPhone8

モバイルデータ通信を主回線をメインとするか、副回線をメインとするか選択します。

SkySiM利用者は海外でのデータ通信はSkySiMで行うため「副回線」をメインとしてください。ただし、日本国内で副回線に設定すると、日本でのデータ通信は行えなくなります。渡航国に到着後に利用できるようになるためご安心ください。

STEP
その他の設定を選択する

iMessageとFacetime、デフォルトの電話回線についてもお好みの方を選択してください。

STEP
完了
iPhone12

以上で設定は完了です。

お疲れ様でした。

読み取ったテキストでアクティベートする【Androidの場合】

アンドロイドでは、機種によって操作が異なりますが、大枠は同じです。

下記にGalaxy 端末でのアクティベート手順を示しますので、参考にしてください。

情報参照元:Samusung / mineo

STEP
設定からSIMマネージャーを開く
7f2db9302608b601553e2da12b161567
情報参照元:Samusung

ホーム画面から「設定」をタップ→「接続」から「SIMマネージャー」の設定項目を開きます。

STEP
eSIMを追加→QRコードをスキャン
a2f4838c696a75a7963e701eb9de1b7c
情報参照元:Samusung

「eSIM」を追加→SIMのダウンロード→ヘルプ→「有効化コードを入力(または自分で入力する)」をタップします。

STEP
アクティベーションコードを入力する

重要手順でメモに保存した2つのコードをそれぞれコピーアンドペーストします。

  • SM-DP +アドレス:先頭にある「LPA:1$」を除いた「 XXXX.COM」部分
  • アクティベーションコード:XXXX.COMの後にある「$」よりも後ろの16桁のコード
STEP
完了

機種によってはこの後に、メインで利用するモバイルデータ通信SIMの選択などがあります。

それらの設定が終われば、完了です。

お疲れ様でした。

事項からは、QRコードを手動で入力する方法をご案内しましょう。

eSIMに対応しているiPhone・Android端末

eSIMに対応しているiPhone📱

  • iPhone 15 シリーズ
  • iPhone 14 シリーズ
  • iPhone SE (第3世代)
  • iPhone 13 シリーズ
  • iPhone 12 シリーズ
  • iPhone SE (第2世代)
  • iPhone 11 シリーズ
  • iPhone XR シリーズ
  • iPhone XS シリーズ
eSIMに対応しているアンドロイド
BrandModelNotes
XperiaXperia 1 V
Xperia 1 IV
Xperia 5 V
Xperia 5 IV
Xperia 10 V
Xperia 10 IVドコモ版を除く
Xperia 10 III Lite
Xperia Ace IIIドコモ版を除く
AQUOSAQUOS R8
AQUOS R8 Pro
AQUOS R7
AQUOS sense8
AQUOS sense7
AQUOS sense7 Plus
AQUOS sense6s
AQUOS sense6ドコモ版を除く
AQUOS sense4 lite
AQUOS wish3
AQUOS wish2ドコモ版を除く
AQUOS wish
AQUOS zero6
シンプルスマホ6
Leitz Phone 2
SamsungGalaxy S23 Ultra
Galaxy S23
Galaxy A54 5G
Galaxy A23 5G
Galaxy Z Fold5
Galaxy Z Flip5
Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Flip4
GooglePixel 4 シリーズ旧機
Pixel 4a シリーズ旧機
Pixel Fold
OPPOOPPO Reno10 Pro 5G
OPPO Reno9 A
OPPO Reno7 A
OPPO Reno5 Aワイモバイル版の一部を除く
OPPO A73
OPPO A55s 5G
OPPO Find X3 Pro
XiaomiXiaomi 13T
Xiaomi 13T Pro
Xiaomi 12T Pro
Redmi 12 5G
Redmi Note 11 Pro 5G
Redmi Note 10T
Motorolamotorola edge 40
moto g53y 5G
moto g53j 5G
moto g52j 5G II
moto g52j 5G
motorola razr 40 ultra
Motorola razr 5Gツートーンカバー版を除く
RakutenRakuten BIG s
Rakuten BIG
Rakuten Hand 5G
Rakuten Hand
Rakuten Mini
KyotoTORQUE G06
Android One S10
Android One S9
かんたんスマホ3
Otherarrows Weドコモ版、au版を除く
arrows N
Libero 5G III
Libero 5G II
HUAWEI P40 Pro 5G
Surface Duo 2

まとめ

以上、iPhone、アンドロイド端末でスマホ端末本体に保存したQRコードを使って、eSIMをアクティベートする方法を解説してきました。

iOS17では、本体からも読み込みが可能となりましたが、手順について詳細を説明しているコンテンツも少なく、利用者が直感的にeSIMを読み込めるようにするための改善が待たれます。

また、Androidに関しては、提供する事業者によってOSがカスタマイズされているという事情もあり、端末に保存したQRコードを読み込めるようになるには時間がかかりそうです。

この方法を参考に、快適なeSIMでのスマホライフを楽しんでください!

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この記事を書いた人

河村亮介のアバター 河村亮介 GreenEchoe Studio代表

キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通し大手公式メディアへの寄稿など幅広いメディアでの執筆監修を手掛ける。キーボードマニア。GreenEchoesStudio代表。
(著者プロフィールは下記リンクからご覧いただけます)

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