【法人企業担当者向け】ポケット型WiFiの基礎知識

株式会社FREEDiVEでは、複数の法人向けポケット型WiFiサービスを提供しています。

一概に「ポケット型WiFiサービス」と言っても、利用する回線や種類などが異なり、それぞれのサービスの特徴に関しても大きく異なるのです。

本記事では、企業担当者向けにポケット型WiFiに関する基礎知識を解説していきます。

企業担当者向け｜ポケット型WiFiの基礎知識

まずはポケット型WiFiの概要について説明しましょう。

ポケット型WiFiとは、データ通信端末にデータ通信用のSIMカードが挿入された通信機器のことを指します。

光回線などの固定回線ほどの安定かつ高速通信は行えませんが、「工事が不要」で「持ち運び」ができるという2点が大きなメリットと言えるでしょう。

こうしたデータ通信端末は、法人用の携帯電話やタブレット端末、パソコン端末などと接続して利用されることが多いです。

中には、IoT機器に常時接続されて利用されるケースも存在するほか、キャッシュレス決済などにも使われているのです。

法人向けのポケット型Wi-Fiサービスに関しては、利用したい企業のニーズに応えるために、個人向けサービスよりも料金プランに柔軟性があり、さまざまな要望にも対応できるという特徴があります。

契約形態や回線を法人向けにチューニング（カスマイズ）したビジネス専用のデータ通信端末のレンタルサービスとなっているものも多くあるため、より安心して利用することが出来るでしょう。

ただし、個人契約用のポケット型WiFiとは異なり、基本的には契約前に情報開示請求を行う必要があります。

情報開示請求を行うことで法人担当者と直接やりとりができるというメリットがあります。

相見積もりも取ることができるため、気になったサービスに対しては、積極的に見積もりを取ったほうが良いでしょう。

モバイルルーターとWiMAXとの比較

現在、「ポケットWiFi」というと、「データ通信ができるモバイルルーター端末」を指すことが多いですが、もともとはワイモバイルが始めた「ポケットWiFi®️」というサービスの名称です。

現在は、幅広く「モバイルルーターを用いたインターネット接続サービス」を指すことが多くあり、その中に特定のサービス（ WiMAXやクラウドSIMの仕組みを使ったサービス）が含まれているようなイメージで問題ないでしょう。

【用語解説】モバイルルーターとは

モバイルルーターとは、持ち運び可能な小型の通信端末にデータ通信専用SIMカードが挿入されたものです。

ポケットに入るほど小型サイズという特徴があり、可搬性に優れていること（モバイル）に加えて、場所を問わずに複数の機器が接続できるという（ルーター）特徴をあわせて、モバイルルーターと呼ばれています。

有線接続ができない外出先でも、パソコンを使って作業ができることが魅力的です。

通信は、スマホと同じ無線回線を用いて行います。

なお、下記の用語についても、すべてモバイルルーターと同じ意味となっているため覚えておいてください。

なお、例外として、本体に物理SIMカードが挿入されていない「クラウドSIM」という仕組みを用いたモバイルルーターも存在します。

【用語解説】ポケットWi-Fi

ポケットWi-Fiとは、ワイモバイル/ソフトバンクが提供している「PocketWiFi®︎」のことを指します。

ポケットWiFi®︎は2009年にソフトバンクグループに吸収統合される前のイー・モバイル社がリリースしたサービスで、現在「Ｐｏｃｋｅｔ　ＷｉＦｉ」という言葉はソフトバンクグループ株式会社の登録商標（第5329146号および第5340117号）となっています。（当サイトではソフトバンクの商標と差別化するために、当該商標については「®︎」を用いて表記）

当サイトでは明確に区別していますが、最近ではモバイルルーターと同じ意味として使われることが多くなっている印象です。

【用語解説】 WiMAXとは

WiMAX®︎はUQコミュニケーションズ株式会社の登録商標（第5430141号）となっており、同社が提供するモバイルルーターサービス全体を指します。

WiMAXは2009年にスタートし、2013年に「WiMAX 2+」にアップデート、2021年にはそれまでの「WiMAX 2+回線」の他にau 4G LTE/au 5G回線に対応した「WiMAX +5G」をリリースしました。

従来のWiMAX 2+と比較すると、直近3日間のパケット通信量超過による速度制限が撤廃され、au 4G LTE回線をメインで利用するようになったため繋がりやすさと通信速度が大幅に改善しているという特徴があります。

WiMAXはUQコミュニケーションズ以外にも、販売代理店を通して販売されているため「〇〇WiMAX」という名称で多く見かけることでしょう。

他のポケット型Wi-Fiとは異なり、モバイルルータータイプだけではなく、ホームルータータイプも選択できるのが特徴です。