ポケット型WiFiの充電方法について解説|充電器と充電コードの選び方
最近では、スマホやパソコンだけでなく、ポケット型WiFiの端末を購入する際にも、「充電アダプター」と「充電ケーブル」が同梱されなくなってきました。
つまり、ご自身で用意する必要が出てきてしまったのです。
このようになった背景には、USB PD(USB Power Delivery)の登場により、1つの充電器で複数の機器が充電できるようになったことが一因だと感がています。
実はこの充電器、充電ケーブル選びが非常に難しいということをご存知ないかたもきっと多いことでしょう。
USBが刺さる充電器だったらなんでも充電できるわけじゃないんだ!
本記事では、お使いのポケット型WiFiに最適な「充電アダプター」および「充電ケーブル」の選び方について解説していきます。
AiR-WiFi Magazineは株式会社FREEDiVEが提供している通信サービス( AiR-WiFi,MUGEN WiFi,5G CONNECT,CLOUD AIR-PAD)を広告(PR)として紹介している箇所がございますので、あらかじめご了承ください。この注意喚起情報は2023年10月1日施行の改正景品表示法第5条第3号の規定に準じています。
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【結論】ポケット型WiFiの充電器と充電ケーブルの条件はこれ!
最近のポケット型WiFiの充電およびデータ転送に使用されるUSB端子の多くは「Type-C」と呼ばれるものが大半となっています。
しかし、この「Type-C」というケーブルには非常に多くの種類があり、見た目は同じでも中身が異なるため、同じ形状のケーブルでも満足に充電ができるものとできないものが混在しているのです。
見分けるためには専用の機器が必要となるため、適切なケーブルを選ぶのは至難の業と言えるでしょう。
しかし、最近のポケット型WiFiは、充電器と充電ケーブルが付属してこないことが多く、ご自身で用意しなくてはいけません。
どれを選べばいいかさっぱりわかりません。
そんな時は、下記の条件を満たす充電器とケーブルを選んでください。
ポケット型WiFiにおすすめの充電器の条件
- 充電コネクタの形状が「Type-C」である
- USB PDに対応している
- 出力が「5V2.4A」以上、もしくは12W以上である
上記の3つの条件を満たしていれば、恐らくはどんなポケット型WiFiの充電でも問題ないでしょう。
さらに、ワット数(電流A×電圧V)の値が65W以上であれば、携帯電話だけでなく、対応しているパソコン(Macbook Air M1/M2)なども充電可能です。
ポケット型WiFiにおすすめの充電ケーブルの条件
- 両端のコネクタ形状が「Type-C」であること
- USB PD対応が明記されていること
- 60W以上に対応することが明記されていること
- ケーブル長さがある程度短いもの
- 確実性を求めるのであれば「USB4」の表記があるものが望ましい
後述しますが、ポケット型が充電されない、充電速度に時間がかかる原因の多くは、ケーブルの規格が古く、十分な電力を端末に供給できないためです。
それを防ぐ第一のラインが「両端がUSB Type-C端子になっている」ことと言えます。
両端がType-C形状になっているケーブルであれば、ほぼUSB PD対応ケーブルだと思います。
Amazonで「Type-C Type-C ケーブル」で検索した1ページ目にはPD対応のケーブルしかありませんでした。
この条件を満たせばほとんどのケーブルで問題なく充電できるはずです。
さらに確実性を追求するのであれば、ケーブル長はなるべく短いもの(電力供給ロスが少なくなるため)、60W以上に対応していることを条件に入れてください。
また、高額にはなりますが、これまでの全ての条件を満たす上位互換ケーブルが「USB4」です。
充電、データ転送だけでなく、映像転送も可能です。
確実な買い物をしたい方はUSB4規格のケーブルがおすすめです。
参考:株式会社FREEDiVEが提供しているポケット型WiFiの要求充電条件
株式会社FREEDiVEが提供するモバイルルーターの推奨充電器スペック
機種名 | 回線種別 | USB PD | 推奨充電器スペック |
---|---|---|---|
Speed Wi-Fi 5G X11 | WiMAX +5G | 対応 | 5V 3A /9V 2A /12V 1.5A 5V 3A/7V 3A/9V 3A/12V 2.25A |
Speed Wi-Fi 5G X12 | WiMAX +5G | 対応 | 5V 3A/7V 3A/9V 3A/12V 2.25A |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | WiMAX +5G | 対応 | 5V 3A /9V 2A /12V 1.5A 5V 3A/7V 3A/9V 3A/12V 2.25A |
AiR-1 | クラウドSIM | 非対応 | 5V 2A |
GlocalMe U3 | クラウドSIM | 非対応 | 5V 2A |
GlocalMe U2s | クラウドSIM | 非対応 | 5V 2A |
ポケット型wifiの充電はA(アンペア)を意識する
充電とは、内蔵されたバッテリーに電気を供給して保つことを意味していることを理解しましょう。
USBケーブルを用いた充電では、後述する「USB PD規格」を除く場合、電気を押し出す力=電圧(V)は5Vとなっていることが大半です。
重要なのは電気を送る量=アンペア(A)。
この電気を流すことができる量が多いほど、充電にかかる時間が短くなります。
ただし、充電される側=ポケット型WiFiが受け取ることができる電流量上限が決まっていることが多く、それ以上の電流量は受け取ることができません。
V(ボルト)=電圧 | 電気を押し出す力。 |
---|---|
A(アンペア)=電流 | 電気を流すことのできる量。 |
W(ワット)=電力 | 消費される電力エネルギー 消費電力(W)=V(電圧)×A(電力) |
ポケット型wifiの充電は「電源」と「ケーブル」選びが重要
近年では、ポケット型WiFiの充電には「USB Type-C」と呼ばれるUSBケーブルを用いることが多くなってきており、ケーブルや充電器は同梱されていないケースも多く、大半はご自身で用意しなくてはいけません。
ただし、この電源とケーブルの関係は非常に複雑となっているため、別々に用意しても相性の問題が生じてしまうことが多く、満足に充電ができないケースもあるのです。
特にUSBケーブルに関しては、見た目では「どのくらいの電流量で充電できるか」を判別することが困難となっているため、事態をさらに深刻化させている現状があります。
ポケット型WiFiを充電する時の電源選びの注意点
ポケット型WiFiを確実に適切な速さで充電するには、充電器とアダプターがセットになったものを利用することが望ましいですが、スマホの充電器で代用する場合などが現実的でしょう。
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ここでは、ポケット型WiFiを充電する際の、「電源選び」の注意点について解説していきます。
ポケット型wifi を充電器(アダプター)で充電する場合
ポケット型WiFiをUSB充電器(アダプター)で充電する場合、ポケット型WiFiに要求される電流量を満たしているかどうかを確認しましょう。
USB PDに対応していて且つ、出力が12W以上のものであれば間違いなく対応しています。
ただし、他の機器への充電を考慮するとワット数は大きい方が使いやすいです。
一般に広く普及しているAnkerの充電器にもしっかりと記載されています。
こちらのAnker Chagerの場合、「5V⎓2.4A (MAX 12W)」で充電することが可能です。
また、USB PD(急速充電)対応のものであればこのような記載となります。
このように、USB PDに対応している充電器には、複数の出力形式が記載されているのが特徴です。
一般的なポケット型WiFiの充電要求要件は、「5V2A」となっていることが多いため、「5V3A」の表記がある本充電器は使用できると言えます。
最近のUSB充電器は「5V⎓2.4A」もしくは「5V⎓2A」のスペックを満たしていることが多いのでそこまで心配はありません。
ただし、少し古い充電器の場合、「5V⎓0.5A」もしくは「5V⎓1.0A」となっているものが非常に多いため、注意が必要です。
ポケット型wifiをモバイルバッテリーで充電する場合
ポケット型WiFiをモバイルバッテリーで充電する場合も、充電器の項目で説明したのと同じように、電流量に着目しましょう。
こちらの商品は、USB PDに対応しているため、複数の出力に対応しています。
WiMAX +5G対応端末以外のポケット型WiFiを充電するには、「5V2A」の出力が要求されるため、「5V3A」の出力記載のあるこのモバイルバッテリーでは、問題なく充電できると言えるでしょう。
ポケット型WiFiをパソコンのUSBポートから充電する場合
ポケット型WiFiをパソコンのUSBポートから充電する場合は特に注意が必要です。
一般的なパソコンのUSB端子の形状はType-AもしくはType-Cの2種類があります。
近年では、Type-Cのものが主流となってきましたが、Type-Aの端子もまだまだ多く存在します。
Type-A端子からポケット型WiFiを充電したい場合
パソコンのUSB端子には、「バスパワー」という機能が備わっており、接続した機器に電力を供給することが可能です。
Type-A 端子は、規格が5種類存在し、それぞれで給電量が異なっています。
規格名 | 最大転送速度 | 供給電圧 | 供給電流 | 規格策定年 |
---|---|---|---|---|
USB 1.0 | 12Mbps (Full-Speed) | 5V | 500mA | 1996年 |
USB 1.1 | 12Mbps (Full-Speed) | 5V | 500mA | 1998年 |
USB 2.0 | 480Mbps (High-Speed) | 5V | 500mA | 2000年 |
USB 3.0 | 5Gbps (Gen 1) | 5V | 900mA | 2008年 |
USB 3.1 | 10Gbps (Gen 2) | 5V | 900mA | 2013年 |
このように、パソコンのType-A端子から給電できる最大電流量は「0.9A=900mA」しかありません。
多くのポケット型WiFiの要求する給電量は「2A」以上となっているため、パソコンでの充電では2倍以上充電に時間がかかってしまうことになるのです。
緊急用としては良いですが、時間がかかるためあまりおすすめできる充電方法ではありません。
USB2.0以下の規格であれば、端子の中が「黒色」、USB3.0以上の規格であれば、端子の中が「青色」になっています。
Type-C端子からポケット型WiFiを充電したい場合
Type-C端子には非常に様々な種類がありますが、その一例を下記に示します。
規格名 | 最大転送速度 | 供給電圧 | 供給電流 | 規格策定年 |
---|---|---|---|---|
USB 3.2 | 10Gbps (Gen 2x 1レーン) | 5V | 900mA | 2017年 |
20Gbps (Gen 2x 2レーン) | 5V | 1500mA | ||
BC 1.2 | – | 5V | 1.5A | 2010年 |
Type-C | – | 5V | 3A | 2015年 |
Power Delivery | – | 5~20V | 5A (max) | 2015年 |
執筆時点では、2023年となっており、このほかにもQC3.0規格やUSB4.0など、様々な種類の端子が存在していますが、ここでは割愛します。
ご覧いただけるように、Type-C端子を備えたパソコンであれば、電源供給量がType-Aと比較すると大きいため、充電器を使用した場合と同等程度の速さで充電できる可能性があります。
ただし、搭載しているType-C端子がどの規格かを目視で判別する手段はありません。
やはり、パソコンよりも充電器を用いて充電するのが無難でしょう。
ポケット型WiFiを充電する時の充電ケーブル選びの注意点
充電器よりもさらに難解なのが、充電ケーブル選びです。
充電ケーブルは、恐らくは下記の2種類のいずれかを選ぶことになります。
ポケット型WiFiの充電ケーブル
- Type-C to Type-A ケーブル
- Type-C to Type-C ケーブル
ただし、USBには様々な規格が存在しており、規格によって通せる電流の大きさが異なります。
さらに、見た目上はまったく同じため、実際に接続してみないとどのくらいの速さで充電できるかどうかがわからないのです。
一概には言えませんが、Type-C to Type-Cケーブルを選べば、USB PD対応のものが大半です。
よって、充電ケーブルを選ぶ際はType-C to Type-Cケーブルを選びましょう。
USBケーブルの種類
USBケーブルの種類の一例を紹介します。
USB1.1 | – | 500mA | 5V |
USB2.0 | – | 500mA | 5V |
USB3.0〜 | – | 500mA | 5V |
USB Battery Charging規格(USB BC) | 1.5A | 5V | |
USB PD(Power Delivery) | 最大20A | 5V/9V/15V/20V |
ごらんの通り、同じ見た目でも供給できる電力量が異なるため、実際に充電してみないとどのケーブルなのかはわかりません。
モバイルルーターの充電についてのよくある質問
ここからは、モバイルルーターの充電についてのよくある質問についてお答えしていきます。
モバイル ルーター は充電しっぱなしで使っても大丈夫ですか?
バッテリー保護機能があるモバイルルーターであれば、充電をしたまま利用しても問題ありません。
しかし、バッテリー保護機能がないモバイルルーターに関しては、充電をしながら利用するのは控えた方が良いでしょう。
その1番の理由は、バッテリーが劣化してしまう可能性があるためです。
バッテリーが劣化してしまう原因
- 充電しながらだとバッテリーが熱を持ちやすいため(リチウムイオン電池は熱に弱いため劣化するかのうせいがある)
- 充電と放電が繰り返し起こり、バッテリーへの負荷量が大きくなるため
バッテリーの劣化を防ぐためには、充電をしながらの利用は控えて、充電がなくなる前に充電を行う、電源を入れたまま満充電状態を継続させないような工夫が必要です。
モバイルルーターの充電がすぐに切れてしまいます
まず先に疑うべきは、バッテリーの劣化です。
電源を切らないまま充電をし続ける、もしくは充電を行った状態で利用し続けた場合、バッテリー自体が劣化して、十分に充電できなくなる可能性があります。
その結果、充電が早く切れてしまう事態に陥ってしまうのです。
バッテリーが交換できる機種であれば交換を検討する、バッテリーの交換ができない機種であれば、ポケット型WiFiの契約先に相談しましょう。
モバイルルーターの充電に時間がかかります
まずはお使いのモバイルルーターの裏面などに記載されている充電要件を確認し、使用している充電器、充電ケーブルがその要件を満たしているか確認しましょう。
多くのモバイルルーターの充電要件は「5V2A」です。
モバイルバッテリーでモバイルルーターは充電できますか?
モバイルルーターが要求する充電要件を満たしていれば十分可能です。
モバイルルーターの充電要件である「5V2A」を満たしているものであれば、充電可能と言えます。
ただし、古い規格のモバイルバッテリーの場合は、5V0.5A程度の供給しかできないものがあり、その場合はほとんど充電ができません。
タコ足配線でもちゃんと充電できますか
電源タップがタコ足配線の場合でも、充電アダプターとケーブルがモバイルルーターの充電要件を満たしていれば充電できます。
また、USBポートが複数ある充電器で複数の機器を充電していたとしても、モバイルルーターの充電要件を満たしているのであれば、問題なく充電可能です。
ただし、電源タップがタコ足配線で且つ、電源タップの許容電力量(多くの場合は1500W)を超えていた場合、最悪出火するリスクを孕んでいますので、十分ご注意ください。
まとめ
以上、ポケット型WiFiの充電アダプターと充電ケーブルの選び方について開設してきました。
ここで、ポケット型WiFiにおすすめの充電器とケーブルのおすすめ条件をおさらいしましょう。
- 充電コネクタの形状が「Type-C」である
- USB PDに対応している
- 出力が「5V2.4A」以上、もしくは12W以上である
- 両端のコネクタ形状が「Type-C」であること
- USB PD対応が明記されていること
- 60W以上に対応することが明記されていること
- ケーブル長さがある程度短いもの
- 確実性を求めるのであれば「USB4」の表記があるものが望ましい
上記の条件を参考に、充電器、充電ケーブルを選んでください!
ちょっとややこしいですが、1台いい充電器があればモバイルルーターだけでなく、スマホやパソコンも充電できます。
納得のいくものが買えるといいですね。