海外旅行時のeSIMのプロファイル切り替え方法と切り替えのタイミングについて解説

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最近では、販売される多くの機種が「eSIM」に対応するようになってきました。

eSIM とは、「内蔵している書き換え可能なSIMカード」のことです。

従来であれば、SIMカードと呼ばれる通信事業者との契約情報が入った情報カードをスマートフォンに挿入することで通話とインターネット接続を行っていました。

しかし、最近ではこの「物理SIMカード」と合わせて「仮想SIMカード=eSIM」が標準搭載されるようになってきたのです。

eSIMの最大のメリットとしては、差し替えをせずに自由に通信事業者を入れ替えることができることが挙げられます。

つまり、海外旅行へ行く際に渡航国専用のeSIMを契約すれば、SIMカードを差し替えることなく、現地でも自身のスマートフォンでそのままインターネット通信ができるのです。

このように、最近では海外旅行時にeSIMを使う人が増えてきています。

本記事では、海外旅行時のeSIMの切り替え方法と、切り替えるタイミングについてご説明します。

この記事の執筆・監修者
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河村亮介(カワムラリョウスケ)

回線系記事監修者/WEBライター

大手公式サイトでの記事執筆経験他、回線系記事の執筆監修を手がける。利用者のニーズに沿ったサービス提案が得意。通信費用の削減・節約を進めたい。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。キーボードマニア。

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eSIMプロファイルに関するルール

2

ここでは簡単にeSIMのプロファイルに関するルールについて確認します。

1.同一のeSIMプロファイルは複数端末で利用することはできない

eSIMは、通常の物理SIMカードとは異なり、同一のSIM情報(電話番号)を複数端末で利用することはできません。

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物理SIMカードなら抜いて別の端末に差し替えれば使えましたが、eSIMでは都度「再登録」が必要です。

このように、eSIMは「端末そのものに紐づけられている」ため、気軽に端末から端末へとプロファイルを移動させることはできないのです。

同じプロファイルを別の端末で利用する際には、「再登録」が必要です。

再登録には、再度プロファイルをインストールするためのQRコードを通信事業者から発行してもらう必要があり、別途発行には手数料が発生する場合があります。

また、別の端末にプロファイルをインストールすると、以前利用していた端末ではそのプロファイルは使用不可となるため気をつけましょう。

2.一つの端末に複数のeSIM情報を保持することは可能

eSIMとは、通信契約情報の「データ」です。

要するに、物理的なスペースがないものなので、情報として一つの端末に複数のSIMカード情報(プロファイル)を保持することができます。

ただし、基本的に利用できる回線は「設定した一つのみ」です。

ただし、下記機種では「二つのプロファイルの同時利用(同時待ち受け)」が可能です。

  • iPhone13以降の機種(デュアルeSIMに対応)
  • Google Pixel7以降の一部の機種(事前に実現可能かどうか確認してください)

3.eSIM搭載のスマホは複数のプロファイルを切り替えることができる【iPhone /Android共通】

ほとんどのeSIM搭載のスマホはnanoSIM+eSIMの構成になっていることが多いです。

nanoSIMのほうは、「物理的なSIMカード」となっているため、当然保持できる通信プロファイルは一つのみです。

しかし、eSIMの方は「2」で説明したように「複数のプロファイルを保持可能」となっているため、「保持しているプロファイルの中から特定のプロファイルを選択して使用する」ことができます。

つまり、一つは国内専用、もう一つは海外専用のプロファイルを持っていた場合、海外旅行先でプロファイルを「選択」すれば、海外でもインターネット接続が可能です。

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ただし、多くの場合はメインの通信情報は物理SIMカードに格納している方がほとんどでしょう。その場合、eSIMプロファイルは「空」となってると思います。
ただし、物理SIMカードとeSIMを含めて「一つのプロファイル」しか使えないケースがほとんどとなっているため、eSIMに新たにプロファイルを入れても、やはり「物理SIMカードかeSIMかを選択して」利用することになります。(ただしデュアルSIM利用が可能なiPhone13以降は除く)

海外専用のeSIMのプロファイル切り替えタイミング

海外専用のeSIMプロファイルの切り替えタイミングは下記の2パターンがあります。

それぞれ、メリットとデメリットがあるため、ご自身が好きな方を選択しましょう。

1.出国直前に切り替えるパターン

メリットデメリット
海外でフリーWi-Fiに繋ぐ必要がない
トラブルがあっても日本国内であれば対応が容易
海外専用eSIMの場合、アクティベートした瞬間から課金がはじまるため、飛行機での移動中も契約期間内に含まれる

このように、海外専用eSIMの場合、アクティベートしたその時から利用が開始されます。

SkySiMでは、パケット無制限プランでは、現地時間に関わらず「アクティベートしたその時から24時間を1日」と定めているため、利用開始時間が遅い方が実質的に現地でのインターネット通信は長く使えます。(そのほかのプランに関しては、北京時間の0時を軸に1日としている)

ただし、現地でフリーWi-Fiに接続する手間が省けるため、アジア諸国など、飛行機での移動時間が短い国であれば火本の空港で海外専用eSIMへ切り替えても大きな問題にはならないでしょう。

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2.現地で切り替えるパターン

メリットデメリット
飛行機での移動時間でのロスがないため、現地でインターネットを楽しめる時間が増える海外でフリーWi-Fiに接続できなかった際にアクティベートできないため、海外でインターネット通信ができない可能性がある

現地で切り替える場合は、日本で切り替えるよりも現地で長くインターネット接続が利用できるという大きなメリットがあります。

しかし、万が一(おそらくはないとは思いますが)現地でインターネットに接続できなかった場合、eSIM自体アクティベートが行えません。

海外でのeSIMのプロファイル切り替え方法

今回はiPhoneとAndroid(Google Pixel)を例にあげて紹介しましょう。

アメリカ版のiPhone14に関しては物理SIMスロットが廃止されているため、今回の話には当てはまりません。あくまでも日本国内での販売機種に限定します。

海外旅行でeSIMを使う前に事前準備【iPhone /Android共通】

1.事前準備

  • 旅行前(日本国内にいる時)に事前に海外専用 eSIM のプロファイル(QRコードやアクティベーションコード)を入手しておく。
  • SIMロックや対応バンドなど、事前にキャリア側の動作確認(iPhone 12 が対応している周波数帯域やローミング設定など)を確認しておく。

2.eSIMをスマートフォンに追加しておく

  • iPhoneの場合
    • 設定>モバイル通信へ移動し、「モバイル通信プランを追加」を選択
    • 表示された画面でQRコードの読み取りを選択し、海外通信に対応した事業者(SkySiMなど)から提供され本体に保存したQRコード画像をカメラアルバムから読み込む(iOS17以降)。(iOS16以前の場合は、外部端末にQRコードを表示させる・印刷したQRコードを読み込む、SM-DP+アドレス等を手動入力する手順を取る)
    • ラベルに「海外eSIM」などの名称をつけて「保存」する ※この時点では切り替えない
  • Android(Google Pixel)の場合
    • 設定>ネットワークとインターネット>SIMへ移動し、「SIMを追加(もしくは通信事業者を追加)」を選択
    • 表示された画面でQRコードの読み取りを選択し、海外通信に対応した事業者(SkySiMなど)から提供されたQRコードを外部端末に表示させる・印刷したQRコードを読み込む、SM-DP+アドレス等を手動入力する手順でプロファイルをダウンロード、インストールする
    • ラベルに「海外eSIM」などの名称をつけて「保存」する ※この時点では切り替えない

ただし、SkySiMなどの期間で買うタイプのeSIMの場合、アクティベートしたその時から利用が開始されます。ただし、eSIMのアクティベートには必ずインターネット環境が必要です。よって、この手順を行うのは日本の空港で行う、もしくは現地の空港でフリーWi-Fiに接続した状態で行うことを推奨します。

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飛行機での渡航時間が短いアジア諸国であればおそらくは数時間しか経過しないので日本の空港でアクティベートしてもそんなに大きな問題にはなりませんが、ヨーロッパやハワイなど、飛行機での所要時間が長い国であれば現地でアクティベートしたほうが良いでしょう。

iPhoneでのeSIM切り替え方法

iPhoneの場合、少々ケースがたくさんありますが、基本的には同じ考え方です。

切り替え方法

  • 事前にフリーWi-Fiなどを利用して、スマホがインターネットに接続された状態を作る
  • 「設定」>「モバイルデータ通信」を選択
  • 「eSIMを追加」から提供されたQRコードを読み込み、eSIMプロファイルをインストール、アクティベートを行う
  • 「モバイルデータ通信」を選択し、モバイルデータ通信に使うeSIMプロファイルを選択します。
ios 18 iphone 16 pro sim settings cellular cellular data
画像出展:Apple
  • 「設定」>「モバイルデータ通信」を選択
  • 「モバイルデータ通信」をタップし、「セルラーデータ」の項目が「設定したeSIM」となるようにする(優先接続を海外eSIMにする)
  • 日本国内で利用している音声通話+データSIMのローミングをオフに設定します。変更したい番号をタップしてから、「通信のオプション」をタップ→「データローミング」の項目を「オフ」に設定します。
iPhoneのバージョンによる組み合わせパターンの違い

iPhone12以前を使っている場合

SIM内容:物理SIM+eSIM

iPhone12以前を使っている場合、下記の3パターンが想定されます。

物理SIMeSIM
パターン1国内キャリア空(未使用)
パターン2国内キャリア(音声)使用中(データ通信)
パターン3空(未使用)使用中(音声+データ通信)

iPhone13以降を使っている場合

SIM内容:物理SIM+eSIM+eSIM

物理SIMeSIMeSIM
パターン1国内キャリア空(未使用)空(未使用)
パターン2国内キャリア(音声)使用中(データ通信)空(未使用)
パターン3空(未使用)使用中(音声+データ通信)空(未使用)
パターン4空(未使用)使用中(音声)使用中(データ通信)

参考にした公式サポートページ

Apple公式:iPhone で eSIM を使用する方法
https://support.apple.com/ja-jp/HT210655

Apple公式:物理的な SIM カードまたは eSIM を設定する方法
https://support.apple.com/ja-jp/HT209044

Apple公式:iPhone や iPad のモバイルデータ通信のローミングオプションについて
https://support.apple.com/ja-jp/109037

AndroidでのeSIM切り替え方法

Androidでも基本的な設定方法は変わりません。

Androidの場合、eSIMを利用できるスマートフォンのほとんどが、プライマリ(優先)が物理SIMカード、セカンダリー(2番目)がeSIMとなっているケースです。

よって、考え方としては、eSIMに海外専用eSIMもしくは何かしらのeSIMをアクティベートした後に、設定から「データ通信」をセカンダリーに切り替え→プライマリのデータローミングはオフにするという形になります。

切り替え方法

  • 事前にフリーWi-Fiなどを利用して、スマホがインターネットに接続された状態を作る
  • 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」を選択
  • 「SIMを追加」もしくは「携帯通信事業者を追加」を選択
  • 通信事業者から提供されたQRコードを読み込み、eSIMプロファイルをインストール、アクティベートを行う
  • 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」を選択し、モバイルデータ通信に使うeSIMプロファイルを選択します。

メインで使っているSIMカードのデータ通信をオフにする

  • 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」>「ローミング」を選択
  • メインSIMのローミング設定を選択し、「オフ」にする

参考にしたサポートページ

Google 公式:Pixel フォンで eSIM を設定・管理する
https://support.google.com/pixelphone/answer/9449295

Google 公式:SIM カードまたは eSIM を使って携帯通信サービスを利用する
https://support.google.com/pixelphone/topic/7083907

SIM内容:物理SIM+eSIM

物理SIMeSIM
パターン1国内キャリア空(未使用)
パターン2国内キャリア(音声)使用中(データ通信)
パターン3空(未使用)使用中(音声+データ通信)

主回線と副回線についての考え方

日本で「SIMフリー」が解禁されたのは、2021年10月1日以降です。

それまでは、特定の通信事業者1社のみしか使えない状態でした。

ただし、端末に関しては少々事情が異なり、以前から「2枚の物理SIMカードを同時に利用することが可能」もしくは「2枚の物理SIMカードのいずれかを利用することが可能」となっていたのですが、日本の制度やキャリアの慣習上、それが許されてきませんでした。

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現在執筆時点(2025年)ではようやくそれが浸透してきたものの、世界各国と比較すると利用するユーザーの考え方自体が遅れています。

最近のスマートフォンでは、よほど安価な機能が制限された機種以外は「2枚のSIMカードが同時に利用できる」のが当たり前です。

よって、多くの方は「キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)」もしくは、サブブランド、オンライン専用プラン「のみ」を契約しているため、もう一つのSIMカードスロットは「空」となっているケースが多いでしょう。

この2つ目のSIMカードスロットを利用することを考えると、メインで利用する電話番号をもったSIMカードを使用することを「主回線」、サブで待ち受けにする電話番号を持ったSIMカードを使用することを「副回線」といいます。

この際、データ通信は「主回線」もしくは「副回線」のいずれかを選択しなければなりません。

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キャリアのプランでは、設定不要で海外でも通信が「できてしまう」ケースが存在します。

海外での通信は、別途海外ローミングプランの利用手続きをしないと、高額請求となるケースがあるため、海外eSIMを利用する場合は、主回線のデータローミングを「オフ」とした方が安心です。

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データ通信を海外専用eSIMに設定すれば、理論上は主回線でのデータ通信は発生しないはずです。しかし、スマホによっては、「副回線のデータ通信が安定しない際は主回線でのデータ通信へ自動で切り替える」オプションがあるケースもあります。
よって、海外で海外専用eSIMを利用する際は、かならず主回線のデータローミング機能を「オフ」にしましょう。

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海外専用eSIMなら、ポケット型WiFiのように荷物にもならず、いつもと同じ感覚で海外でも自分のスマホが使えます。

海外専用eSIMのメリットとデメリット

メリットデメリット
その場で手続き可能ですぐ使える
受け取りの手間がない
パケット不足の際は買い直しができる
コスパが良い
通信速度がある程度保証されている
eSIM設定には慣れが必要
非対応端末では利用できない

このように、海外SIMや海外専用ポケット型Wi-Fiと比較すると、大きなメリットがあります。

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この記事を書いた人

河村亮介のアバター 河村亮介 GreenEchoe Studio代表

キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通し大手公式メディアへの寄稿など幅広いメディアでの執筆監修を手掛ける。キーボードマニア。GreenEchoesStudio代表。
(著者プロフィールは下記リンクからご覧いただけます)

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